...外衣を脱いで、家に入ってください...
...彼女の外衣は高価そうだった...
...寒い冬には、暖かい外衣が欠かせない...
...外衣の色は、その人の印象を左右する...
...雨をしのぐために、外衣にフードがついたジャケットを着た...
...先づ不一致の要求と云ふ外衣を剥ぎ去つてその眞髓を見なければならぬ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...女性は屡(しばしば)練絹(ねりぎぬ)の外衣の下に襤褸(つづれ)の肉衣を着る)...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...チュニック〔婦人の使用する一種の外衣〕に似たズボンを着付け...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...紋を外衣に押しつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ヨブと等しき実験を持てるある人が自己の実験に照しまた詩的外衣に包みて提示せしもの...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...各々おのれの外衣(うわぎ)を裂き...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...肩には精巧なる金の透彫りの外衣吊りを懸けていた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...折目の付いた真新しい麻の外衣とを揃えて我らに着せ掛けてくれる...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...外衣(トーガ)なぞを着けているかということになってくると頓(とん)とわからない...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その黒くうるんだ大きな瞳・鼻筋から両眉のあいだへ円く巻いて渡した銅の針金・房付帽(タアブウシュ)・長袖下衣(キャフタン)・薄物・布頭巾(タアバン)・冠物附外衣(プルヌウス)・頬を線状に焼いた装飾・二の腕の桃の刺青(ほりもの)...
谷譲次 「踊る地平線」
...白い長袍に金襴(きんらん)の外衣(クローク)を羽織った白髪の老人と肩をならべひとのこころをときめかすような優雅な香りを流しながらしずしずと歩いています...
久生十蘭 「ハムレット」
...それは外衣のセルを擦り切るだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...肩から足まですっかり古代ローマの外衣(トーガ)で身を包んでいる...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...肩に黒い外衣をはおり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...その外衣がへ野路の人はつかに白し蚊の声す忍冬(にんどう)の花散るたびに水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否かの如きあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...彼は外衣を脱がうとして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...洛外衣笠(きぬがさ)村大北山のすそで「増鏡」内野の雪ノ巻に...
吉川英治 「私本太平記」
...失踪したゲドニー、一頭の犬、八体の無傷な生物標本、三台の橇、いくつかの機器類、図入りの科学技術書、筆記用具、懐中電灯と電池、食糧と燃料、暖房器具、予備のテント、毛皮の外衣、その他無くなってしまったものについては正気な頭では推測しようがなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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