...内方から外方への移動は難しいです...
...地球が外方に熱を放出しているために失う熱の約三〇倍になる勘定である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...外方より見たるものありて幽霊なりと吹聴したる間もなく...
井上円了 「おばけの正体」
...正に一万キロメートル外方(がいほう)です」外の騒ぎは少しずつはげしくなった...
海野十三 「空中墳墓」
...気まずく外方(そっぽ)を向くことを...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...住友では海外方面でも方々に事業と支店とを持つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...且外方(そっぽう)へ向(む)くものだそうだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...だのに外方(そっぽ)を向いて行く...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...フョードル・パーヴロヴィッチはまた二分ばかり待ってから、「だがアリョーシカはなんと言っても寺から引き戻すよ、おまえさんにはさぞおもしろくないことだろうがね、最も尊敬すべきカルル・フォン・モールさん」イワン・フョードロヴィッチは小ばかにしたようにひょいと肩をすくめると、外方を向いて、街道を眺めにかかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...挨拶をしてるのに外方(そっぽ)を向かれることもあるし...
豊島与志雄 「変な男」
...その外方に山水が描かれているのが通例だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...右の後脚がうんと外方(そと)へねじれてしまい...
久生十蘭 「キャラコさん」
......
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...その質が堅くかつ嚢の外方壁となっているので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...枝末の嫩(わか)き部は多少外方に巻曲してムラサキ科植物の常套特徴を呈(あら)わしている...
牧野富太郎 「植物記」
...その枝は萼片の上に倚り添うて葯を覆いその末端に二裂片があってその外方基部の処に柱頭がある...
牧野富太郎 「植物記」
...その毛はその嚢(ふくろ)の外方の壁面(へきめん)から生じており...
牧野富太郎 「植物知識」
...「自力更生か! フフン」と年よりでも外方を向く気分だ...
宮本百合子 「今にわれらも」
...ただ眠らせつづけている以外方法はないとのことだと...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??