...内方から外方への移動は難しいです...
...一九%だけがわずかに外方への輻射として残ることになる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...気まずく外方(そっぽ)を向くことを...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...フロオマンは苦り切つた顔をして外方(そつぽう)を向いてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...山手電車の窓から見た覚えのある郊外方面の町々...
谷崎潤一郎 「細雪」
...頭脳の働きが外方へ向くのを止められているので自然に内側へ向かって行くせいだと言われる...
寺田寅彦 「路傍の草」
...新吉は外方(そっぽう)を向いて通り過ぎた...
徳田秋声 「新世帯」
...且外方(そっぽう)へ向(む)くものだそうだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...だのに外方(そっぽ)を向いて行く...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...フョードル・パーヴロヴィッチはまた二分ばかり待ってから、「だがアリョーシカはなんと言っても寺から引き戻すよ、おまえさんにはさぞおもしろくないことだろうがね、最も尊敬すべきカルル・フォン・モールさん」イワン・フョードロヴィッチは小ばかにしたようにひょいと肩をすくめると、外方を向いて、街道を眺めにかかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その外方をボックスが取り巻いている...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...其の外方々にあるといふことでありまして...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...帝室に依頼して國安を維持するの外方便ある可らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...そしてその葯は白色で外方に向かって開裂し花粉を吐くのである...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...その末端に二裂片があってその外方基部のところに柱頭がある...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...ユズリハの枝を取りそれを上方より望み見ればその葉が車輪状に四方に拡がり出で、したがってその赤き葉柄も四方に射出して見え、外方は緑葉、内方は赤葉柄で特に美しく眺められ棄てたものではないと感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...漸次(ざんじ)にその外方の内壁(ないへき)から毛が生じ始める...
牧野富太郎 「植物知識」
...「自力更生か! フフン」と年よりでも外方を向く気分だ...
宮本百合子 「今にわれらも」
...」と私は外方を向いた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
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