...内方から外方への移動は難しいです...
...一九%だけがわずかに外方への輻射として残ることになる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それから外方(そつぽ)を向いて...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...兩方(りようほう)相會(あひかい)する所(ところ)で外輪山(がいりんざん)を破(やぶ)り外方(がいほう)に流(なが)れ出(で)る...
今村明恒 「火山の話」
...しかし内臓はなんとなく内部から外方へプリプリと飛び出してきたような感じがした...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...気まずく外方(そっぽ)を向くことを...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...喇叭は悲しさうな顔をしてくるりと外方(そつぽ)を向く...
薄田泣菫 「茶話」
...住友では海外方面でも方々に事業と支店とを持つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...それからめしべの柱頭はおしべよりも長く外方に飛び出してしかもやはり同じように曲がっているということである...
寺田寅彦 「沓掛より」
...新吉は外方(そっぽう)を向いて...
徳田秋声 「新世帯」
...先生は路傍の人の態度で外方(そっぽ)むいているじゃありませんか...
徳田秋声 「仮装人物」
...いつだつて外方(そつぽ)むいて返事もしないつて風なんです...
徳田秋声 「チビの魂」
...酒に酔うと、右の膝をまくって見せる癖がある、膝頭より上、大腿部の外方に、長さ七八センチの、可なり深そうな傷痕がある...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...其の外方々にあるといふことでありまして...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...たいがいの御婦人がたは外方(そっぽう)をむいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...突出部に触れて外方へ撥(は)ね飛(と)ばされるに相違ありません...
平林初之輔 「五階の窓」
...ユズリハの枝を取りそれを上方より望み見ればその葉が車輪状に四方に拡がり出で、したがってその赤き葉柄も四方に射出して見え、外方は緑葉、内方は赤葉柄で特に美しく眺められ棄てたものではないと感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...外方に彎曲(わんきょく)して短く太い...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...」宮子は不機嫌そうに外方を向くと煙草をとった...
横光利一 「上海」
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