...併し「人間」といふ言葉を外延的普遍の意味にとるとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ローゼマリーは悦子の東京滞在期間が思いの外延びたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...商品の利用の一種であって私がここで外延利用(utilitd'extension または utilitextensive)と呼ぶ所のものによって決定せられる...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...私がここで外延利用という名辞を用いたのは...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...かつ外延利用は価格零において需要せられる量であるから計量出来る大いさであるという意味において...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...今私は、右のような関係が存在すると仮定し、外延利用、強度利用、及び所有量がそれぞれ価格に及ぼす影響を正確に数学的に説明しようと思う...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この同じ所有者に対する(B)の外延利用及び強度利用は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...又物質やエネルギーを生ぜしめたり消滅せしめたりするような物理的・化学的な外延量でもない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...観念的であるにせよ現実的であるにせよ何か一般に外延的なるものにぞくすることを...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この外延的なるもの――それは連続であるが――の上に於て...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...処が恰も形式論理学に於ける概念が外延―内包の関係によって種概念と類概念との上下の系列をもつと同じに...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...処が精神乃至意識はこのような外延量ではない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...両者の区別はただ外面的――外延の大小――にしか存在しない(第三の場合)...
戸坂潤 「科学方法論」
...道徳的実践という概念の形式的外延の内にぞくし...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物理的・化学的・な外延量ではないので...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...吾々はこのように部分の表象が全体の表象を基けそれに先立つものを外延量と呼ぶ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...直観の公理の「原理」に従えば「総ての直観は外延量」なのである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...外延量として統一されたる空間の直観は対象化された統一を含む点から見てかの対象化された形式的直観でなければならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
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