...□一体日本の――外国の人は知りません――婦人は何か始めやうとして自分の方にばかり夢中になつてゐて一向対象の研究をしないやうです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年六月号)」
...他の諸外国の人々も混っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...外国の人が見て、なんだ、これが日本一か、などと言つたら、その口惜しさはどんなだらう...
太宰治 「お伽草紙」
...このごろは外国の人の耳にもはいっている様子でありますから...
太宰治 「新ハムレット」
...外国の人もまた、マリヤ様、エス様が、たいへんありがたいおかたであるという事は、教会の雰囲気に依(よ)って知らされ、小さい時からお祈りをする習慣だけは得ていながらも、かならずしも聖書にあらわれたキリストの悲願を知ってはいないのだ...
太宰治 「世界的」
...外国の人がたいへん多くやって来て...
太宰治 「惜別」
...外国の人さえ覚えていて...
太宰治 「皮膚と心」
...いわんや旧来の陋習(ろうしゅう)を破り、天地の公道に基づき上下心を一にし盛んに経綸(けいりん)を行ない、断然として武備拡張の主義を廃棄し、吾人がかつて『自由道徳および儒教主義』の小冊子〔明治十七年十二月〕において論じたるごとく、もしわが制度をして自由の制度となし、財政を整理して、信用を厚うし、人民所有の権を安全にし、百般の職業を解放して人民の自由に任せ、干渉保護の跡を削り、大いにわが港湾を浚(さら)え、大いにわが関税を減じ、全国を開いて内地雑居を公許し、来るものは拒まず、往くものは追わず、外国の人民も、外国の資本も、外国の貨物をも、自由に注入するを得せしめば、わが国百工の興隆するあたかも霜雪に圧せられたる草卉(そうき)が春風に逢うて俄然(がぜん)としてその芽を発するがごとく、たちまちにして池塘(ちとう)芳草の好時節となるは決して疑うべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...外国の人の内地に入ると...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...外国の人はロシア人より偉いとおっしゃるんですか? わたしはロシアのハイカラな人の中には...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...外国の人に一番分り易(やす)い事で殆(ほと)んど字引にも載(の)せないと云(い)うような事が此方(こっち)では一番六(むず)かしい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この露西亜には外国の人は幾らも来て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...外国の人だと思つたのだ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...外国の人達にはすぐわからない...
三浦環 「お蝶夫人」
...公平な外国の人々がびっくりしているような「人民の従順さ」で...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...外国の人の為には出来るだけ親切にしますから」「――有難う……」帽子に手をかけ...
宮本百合子 「思い出すこと」
...武装した外国の人々の宣言だの礼譲だのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...能(よ)く外国の人と語り...
山路愛山 「英雄論」
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