...だのに自分は……結局「売れ残り」で...
犬田卯 「錦紗」
...」「売れ残りら三人で来た...
犬田卯 「錦紗」
...」「だって売れ残りだねえか...
犬田卯 「錦紗」
...つまり売れ残り品だ」といいながら...
海野十三 「もくねじ」
...三日に一度ぐらいは売れ残りとなります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...見るからにお酉(とり)さまの熊手の売れ残りみたいな子が...
高見順 「いやな感じ」
...まだ売れ残りがあるので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...売れ残りの芸者ひとりを呼んで...
太宰治 「新釈諸国噺」
...昨日の売れ残りのふかし甘薯(いも)がまずそうに並べてある店もあった...
田山花袋 「田舎教師」
...絵葉書屋へはいったら一面に散らした新年のカードの中には売れ残りのクリスマスカードもあった...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...あんたが店先で売れ残りを一羽見つけてくれたみたいだな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...売れ残りの旗本のような出(い)で立(たち)をするのはちと体面に関する訳だから」「御忠告の通りに致してもいいのですが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...古鞄に売れ残りの指環が二三十...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...豆腐屋が売れ残りの豆腐を焼いたと見えてやっぱり虫が交っている...
村井弦斎 「食道楽」
...私たちは売れ残りの焼物の中から味深い幾多の品を拾うことが出来た...
柳宗悦 「全羅紀行」
...その娘は縹緻(きりょう)の悪い売れ残りか...
山本周五郎 「半之助祝言」
...今残っているのは極めて現実的な売れ残りばかりだと...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...売れ残り申した』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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