...あやしき賤(しづ)の男(を)の声々めざましく...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...その幽霊の声々も共に消えてしまった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その笛に答へる天地の声々をきいてゐました...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...殺られるぞ」兵隊達は声々に叫びかわしながら筏の後部に集結した...
久生十蘭 「海難記」
...殺られるぞ」兵隊たちは嵐の闇のなかで声々に叫びかわしながら...
久生十蘭 「ノア」
...号令の声々が叫び交され...
牧逸馬 「運命のSOS」
...この区域から立ち昇るWARNという感謝の声々が一つ一つ...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...迅(はし)りいく窓の外では、虫の声々、雨とながれる...
正岡容 「寄席」
...「若親方――お帰りなさい」と、いう声々にも、上方(かみがた)の人気女形(おやま)の宿をした、旅籠の召使いらしい、好奇と喜びとが溢れている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...遊ぶ声々はきこえているが姿はよく見えない...
「朝の風」
...ヤーおばちゃんが来た! オバチャン! オバチャン! という声々の歓迎で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...右奥遠くで微かに人々の罵り騒ぐ声々...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...山里の哀れ知らるる声々にとりあつめたる朝ぼらけかな姫君はそれに答えて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...声々(下より...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...声々に呼ばわり合った...
吉川英治 「私本太平記」
...もどせ」「足場がわるい」声々...
吉川英治 「私本太平記」
...そんな声々に、逃げまどった勘太は、刃(やいば)を鞘にもどすひまもなく神田川の堤(どて)から河の洲(す)へととび降り石垣の陰へ、船虫のように貼(は)りついていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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