...ひとりひとり蝋燭を一本ずつもたされ壕にはいると...
上村松園 「中支遊記」
...館内防空壕の奥でございます...
海野十三 「骸骨館」
...塹壕を穿つ(二十四日)...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...壕の入口に笊(ざる)を持っていた富田君がぷーっと壕の奥へ吹きこまれ...
永井隆 「長崎の鐘」
...今ここにその原子物理学の学理の結晶たる原子爆弾の被害者となって防空壕の中に倒れておるということ...
永井隆 「長崎の鐘」
...壕の天井から滴る水が気味悪く時を刻む...
永井隆 「長崎の鐘」
...焼野原、壕舎、監獄、墓地...
久生十蘭 「だいこん」
...山下門から日比谷の壕端(ほりばた)に沿い...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この修正案は断行派の拠った最後の塹壕(ざんごう)であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ただ壕を廻らせたゞけで安堵の胸を抱き...
牧野信一 「東中野にて」
...傾斜地に作った横穴壕を...
三好十郎 「その人を知らず」
...左手に壕舎の屋根...
森本薫 「女の一生」
...壕端を三の曲輪(くるわ)のほうへ向っていった...
山本周五郎 「いさましい話」
...塹壕(ざんごう)を坑(ほ)りぬいているとか...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵の塹壕(ざんごう)や...
吉川英治 「新書太閤記」
...一線の塹壕(ざんごう)が見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...城のまわりに塁壕(るいごう)を深く掘らせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...塹壕(ざんごう)のなかで...
吉川英治 「日本名婦伝」
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