...待避壕をはいったりでたりの...
海野十三 「宇宙戦隊」
...模範的な防空壕だと云われた壕を地下室に利用して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...あるいは死屍(しし)の横たわれる塹壕(ざんごう)に...
田山花袋 「田舎教師」
...負傷者を次々防空壕内におさめる...
永井隆 「長崎の鐘」
...散兵壕(さんぺいごう)から飛び出した兵士の数は幾百か知らぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...手で揺(ゆ)り動かしても浩さんはやはり塹壕の底に寝(ね)ているだろう...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...戦時らしい趣向だね」「あの防空壕は君の墓のつもりで掘ったのではない...
久生十蘭 「ハムレット」
...途中の慘めな壕のなかとは...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...防空壕へ出たり入ったり...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...壕舎の中では、リクが見も聞きもしないで、妙な手つきをつづけている...
三好十郎 「その人を知らず」
...ボンヤリとしたロウソクの光に照らされた壕の天井のコンクリートの面の雨じみを見ていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...防空壕のある燒跡にくだつて行く坂道のへんから...
三好十郎 「肌の匂い」
...この壕を遠卷きにして國友の部下らしい者の數人がウロウロしているという事を...
三好十郎 「肌の匂い」
...足音がドタドタと壕の眞上に迫つた...
三好十郎 「肌の匂い」
...たしか城の壕(ほり)に近い区域だと覚えている...
柳田國男 「地名の研究」
...壕を掘っている夫人の姿がみえるように思えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...壕(ほり)をうずめ...
吉川英治 「三国志」
...塹壕(ざんごう)をほり...
吉川英治 「新書太閤記」
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