...地形社發行の戰前戰後二種の墨田區地圖をたよりに...
心猿 「露伴忌」
...ドダイ安房(あわ)から墨田河原(すみだがわら)近くの戦線までかなりな道程をいつドウいう風に引牽(いんけん)して来たのやらそれからして一行も書いてない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...墨田区(すみだく)吾嬬(あずま)町の小さなアパートにひと間を借りた...
江戸川乱歩 「影男」
...向島、墨田茶寮...
高浜虚子 「六百句」
...天明の頃には墨田堤を葛坡(かつは)となした詩人もあった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...即ち墨田堤の東北に在るので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その拠るところは『伊勢物語』に墨多あるいは墨田の文字を用いているにあるという...
永井荷風 「向嶋」
...墨田川(すみだがわ)でも泣かぬとは保証が出来ん...
夏目漱石 「草枕」
...墨田川投身も、知ってるものはすけない...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...上野(うへの)をはじめ墨田川(すみだがは)へかけて夫婦(ふうふ)づれを樂(たの)しみ...
樋口一葉 「われから」
...ギイ……ギイ……ギイ……墨田川を滑ってゆく艪(ろ)の音が聞こえて...
正岡容 「圓太郎馬車」
...墨田川に行ってボートを漕ぐことは...
三木清 「読書遍歴」
...十九日に犬塚印南(いんなん)、今川槐庵、蘭軒の三人と一しよに、お茶の水から舟に乗つて、墨田川に遊んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その五十五此年文化五年の夏蘭軒は墨田川に納涼(すゞみ)舟を泛べた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「八月十二日園岸本君泛舟迎飲余於墨田川...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歳晩に舟を墨田川に泛べた記は渉筆に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」晦(つごもり)には墨田川に遊んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二人は舟を藉(か)りて墨田川(すみだがわ)を上下(じょうか)して...
森鴎外 「渋江抽斎」
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