...彼は墨書の才能に優れている...
...墨書にこだわりを持っている古美術品コレクターもいる...
...文字ではなく、墨書を使った絵画を描く技法もある...
...墨書と書き味の良いペンを使うのは、私の書くスタイルです...
...昔は、書道よりも墨書が一般的な書き方だった...
...小(チイ)サク5098ト墨書(ボクショ)シアリ...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...売薬の名を大きく墨書した白洋傘(こうもり)をさして...
林不忘 「安重根」
...一方の欄は毛筆の墨書きでオランダの辭書を作つたやうな苦心を知らないし...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...表紙に「再版原稿」と墨書してあつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...私は蟲の喰つた寫本の肩をいからせた墨書き文字をながめながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...このぬしの墨書(すみがき)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...顔へ白粉を塗り額へ大の字を墨書し...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...其の木棺の一に「ゑさしのあし」と墨書したものがあつたとある...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...吉田親分さんのお志、ありがたく頂戴いたして置きます」「こら、金さん、そんな汚れた銭、受け取んな」「まあ、おれに委せとけ」金五郎は、そういって、君香から、「御見舞」と、表に、太く墨書された、部厚な慰斗(のし)袋を受けとった...
火野葦平 「花と龍」
...「森立夫書」等補写者の名が墨書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...墨書は榛軒、朱書は柏軒である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鑑札は白木の札に墨書して...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...墨書で「今日明日限り」とある...
山之口貘 「宝くじ・その後」
...「罰札」というのがあって小さな木の札に墨書してあったが...
山之口貘 「初恋のやり直し」
...何々堂などと墨書の名筆を揮(ふる)わす...
山本笑月 「明治世相百話」
...シテ座後方の鴨居に「安和堂」と達筆に墨書した木額が上げて在った...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それへ墨書きがしてあった...
吉川英治 「私本太平記」
...墨書の書翰などにもつともよく現はれてゐるとおもふ...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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