...これに図285の如くショベルで塵埃をすくい込み...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...財産(ざいさん)を塵芥(ぢんかい)よりも汚(けが)らはしとする時代(じだい)においては...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...塵芥場に投げこんで...
梅崎春生 「記憶」
...いわゆる宇宙塵(コスミックダスト)として浮游(ふゆう)している...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...相変らず店の塵をはたいている...
寺田寅彦 「やもり物語」
...巖(いわお)に身をささえ、詭弁(きべん)によりかかり、塵にまみれ、あるいは本心を自分の下に打ち倒し、あるいは本心から打ち倒されながら、争闘のうちに彼が立ち直ったことも、幾度であったろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...塵一つ汚れちゃおりませんがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...河岸に泊っている汚らしい船々の腹に塵芥がひたひたと寄せている...
中島敦 「狼疾記」
...人を殺す量見(りょうけん)などは微塵も無い...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...表布(おもてぬの)をきせぬ粋(いき)な羅紗服(スクニャア)には灰色の塵のやうに水玉が跳ねかかつてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ガチャンと窓の硝子が粉微塵にくだけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...獅子小といえども大象を撮り食う事塵土のごとしという...
南方熊楠 「十二支考」
...雖士大夫亦有所不能變者蓋淪於塵俗而莫之覺也...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...赤シャツの農夫はすっかり塵(ちり)にまみれ...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...私はこんな立腹の調子の微塵も感じられぬ手紙...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ここの俗塵(ぞくじん)すら嫌って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私は塵(ちり)一つなく箒目の立った碑前に立って眼も心も清々(すがすが)しかった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...微塵も邪(よこしま)はない!」「天晴(あっぱ)れ顔して...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??