...全然何の理由もないのに?――塵労(ぢんらう)に疲れた彼の前には今でもやはりその時のやうに...
芥川龍之介 「トロツコ」
...塵塚(ちりづか)の塵(ちり)である...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...ただヨブが「塵灰の中にて悔い」しままにて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...携帯電灯は粉微塵(こなみじん)になってとび散った...
海野十三 「少年探偵長」
...塵芥(ごみ)箱の中や...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...北西の風は道路の砂塵(さじん)をこの簡単な「店」の上にまともに吹きつけていた...
寺田寅彦 「柿の種」
...英雄にあらずんば塵芥(ちりあくた)...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...百畳にも近き大広間に酔客と芸者の立ちつ坐りつする塵煙...
永井荷風 「桑中喜語」
...微塵(みじん)も気に掛からぬ有様で通る...
夏目漱石 「草枕」
...またこれを養うに遠方にゆき塵界(じんかい)を去らねばならぬものでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...町人もそれに信頼する気は微塵(みじん)もありませんから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寝起きらしい不活溌なところの微塵もない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あちこちの賭場の塵の中に...
三好十郎 「斬られの仙太」
...落っこちたら粉微塵だわ...
三好十郎 「樹氷」
...塵は又、田園の挽歌だ...
夢野久作 「塵」
...漠々(ばくばく)の戦塵はここに揚り...
吉川英治 「三国志」
...自分を省(かえり)みてみる余裕など微塵(みじん)も失(な)くなっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あ! おれもこうしちゃあいられねえ」と塵(ちり)をはたいて跳(は)ね上がった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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