...ある夏内務部長の塚本清治(せいぢ)氏が白リンネルの詰襟で来ると...
薄田泣菫 「茶話」
...塚本氏はそれ以後滅多に詰襟を着なくなつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...それかてこの事は塚本さんからたびたび云うて貰(もら)いましたけど...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...その後も塚本を仲に立てて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...もともと塚本の仲人口(なこうどぐち)に乗せられて嫁に行ったのが不覚だったので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...塚本などのお腹の中は大概(たいがい)さうにきまつてゐるのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...何でそない表ばかり見てんのん? お腹すいてエへんのんか?」さつきの塚本の話では...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...」そして塚本は、自分の眼の前に自転車を停(と)めて突つ立つてゐる人間になんか、構つてゐられないと云はんばかりに、直ぐ下を向いて作業を続けたが、庄造の身になつてみれば、いくら忙しいにしたところで、「近頃どうしてゐるか」とか、「リヽーのことはあきらめたか」とか、そのくらゐな挨拶はしてくれてもよさゝうなものだのに、心外な気がしてならなかつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...とき/″\塚本が庄造の代りに見舞ひに行つて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...後裔塚本家は酒造業を営んでゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...塚本夫人も落着きを失いかけてるらしい点があった...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...塚本夫人は障子の腰硝子越しに外を眺めていた...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...別居していた塚本が...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...塚本老人がしきりに斡旋してまわっていたことは...
豊島与志雄 「乾杯」
...塚本老人自身によって考案され...
豊島与志雄 「乾杯」
...塚本老人は言いました...
豊島与志雄 「乾杯」
...――躁(さわ)ぐな、狼狽するな、と抑えるつもりでいう彼自身の声からして、狐塚本陣の、騒然たる狂躁(きょうそう)のひとつだったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家の狐塚本陣も...
吉川英治 「新書太閤記」
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