...ともかくも塗炭の苦しみをしている人民が十万もあるのに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...購買力のない印度民衆にとってはそれは塗炭の苦しみで...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...北支の人民を塗炭の苦しみに陥れるものなどではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...国民は塗炭の苦しみに陥り...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一般の庶民は塗炭の苦しみに会うというのでは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...当国幾万の百姓が塗炭の苦しみを嘗(な)めて居る時...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この上は一死もつて郡民塗炭の苦しみに代る外ないと...
長谷健 「天草の春」
...塗炭の苦しみを嘗(な)めさせて...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...万民みな塗炭の苦しみをうく...
吉川英治 「三国志」
...民を塗炭の苦しみに投げこもうと...
吉川英治 「三国志」
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