...否(しか)らざれば二氏は木偶泥塑を以ツて完全なる小説を作れと命ずる者と一般なり...
石橋忍月 「罪過論」
...銅像は彫塑家の手際で何(ど)うかすると...
薄田泣菫 「茶話」
...当時の塑造科の人々の拵えていたものは今考えるとサロンの彫刻のようなものだが...
高村光太郎 「回想録」
...その後渡辺長男君が初めて彫塑会という会を作り...
高村光太郎 「美術学校時代」
...同じ三月堂の塑造日光月光(がっこう)の両菩薩(ぼさつ)像もその傾向を推し進めたものであり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...また塑像の方へ向けられる...
豊島与志雄 「女客一週間」
...塑像を木彫に移す方法も無かったことはいうまでもないことです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...文士や画家や彫塑家の寄合所になっていた...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...もし彼が生きた人間でなくて一個の塑像であつたとしてもこれ以上に雜作(ざふさ)なく觀察されはしまい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...塑像(そぞう)的なへだたりをおかずに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...つまりわれわれが塑像における欠点よりも黄金像における欠点に一そう不愉快になるようなわけであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(五月十八日)* この広隆寺の塑像は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしはこの像が塑像(そぞう)であることをつい忘れてしまいそうであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...皮と細き金属とで作られたことが塑土によって遺憾なく現わされている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかるに麦積山の塑像のうちの最も古い時代のものは...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
...だからそのインド文化を背景に持つインド・アフガニスタンの塑像美術が...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
...アフガニスタンに次いで塑像を発達させた場所であったかもしれない...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
...砂の中に埋もれてわずかに下半身だけを残していた塑像なども...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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