...五六の塑像で飾られた玄関...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...泥塑の像のやうに沈黙を守つてゐる...
芥川龍之介 「酒虫」
...否(しか)らざれば二氏は木偶泥塑を以ツて完全なる小説を作れと命ずる者と一般なり...
石橋忍月 「罪過論」
...まるで塑像のように立っていた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...三人の記者たちはその隅に塑像(そぞう)の如く停止し...
海野十三 「地球発狂事件」
...それを学校の彫塑会という展覧会に出したら...
高村光太郎 「回想録」
...西洋流の塑像のモデリングという風な考え方だと...
高村光太郎 「回想録」
...僕らの木彫の方でもモデルを使って塑造をやることになり...
高村光太郎 「美術学校時代」
...塑像のように自由はきかず...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...わざと塑像科をえらんだ...
太宰治 「道化の華」
...黄金色をした大きな外国の軍人の塑像が...
徳田秋声 「町の踊り場」
...他方は人間が自然に於て彫塑的な表象としてのイデー・形象・を見出そうとするものである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...老主人又兵衞の顏は『悲しみの塑像(そざう)』を見るやうに凄慘でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「新詩集」のスタイルは極めて堅牢にして彫塑的と云ふを得べし...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...翁の塑像製作中、津上氏は古賀氏、佐藤氏、筆者等が傍(かたわら)で語る只圓翁の逸事を聞きながら、「愉快ですなあ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...彫塑や其他(そのた)の工芸美術品も対等の取扱を受けて毫(がう)も会自身に価値を定めようとする所が無く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...夜となれば君を見るべく往きしころ大川端をさまよひしころ酒の香に黒髪の香のまじるときふと悲しみを覚えけるかなかにかくに舞台の如く酔ひ痴(し)れし河合に似たるうつくしきひとわが友の女達磨の酔ひ描きをつくづく見ればかのひとに似るその中にわが悲しみをただひとり知るひととのみ思ひ初めにし笛彼が彼の女と親しくなつたのはその秋の展覧会に出品するために「笛」と題する彫塑を制作した時...
吉井勇 「酔狂録」
...推古天平室の中央にすわっている広隆寺の弥勒(みろく)*(釈迦(しゃか)?)塑像(そぞう)とを比べて見ればわかる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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