...水戸記者は塑像のように硬化している...
海野十三 「地球発狂事件」
...銅像は彫塑家の手際で何(ど)うかすると...
薄田泣菫 「茶話」
...三度目に法王は塑像用の粘土を不思議さうに見まもりながら...
薄田泣菫 「茶話」
...当時の塑像は西洋流の塑像の拵え方とは違って...
高村光太郎 「回想録」
...その後渡辺長男君が初めて彫塑会という会を作り...
高村光太郎 「美術学校時代」
...同じ三月堂の塑造日光月光(がっこう)の両菩薩(ぼさつ)像もその傾向を推し進めたものであり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...奈良朝は夾紵、塑造、鋳金の黄金時代であるが、この行信僧都像の如きも漆と麻布と木屑の扱いが甚(はなは)だ鄭重であり、その上内部の空胴には木組の支柱が巧妙に施されている...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...一巻きの赤い塑造用ワックスに対する好奇心を満足させると...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...妙子はモデル台の上に崩折れて「歎き」と題する塑像(そぞう)のように...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...雪中の女は塑像の如く立ち尽して...
野村胡堂 「猟色の果」
...われわれは破壊帯(テクトノスフェーア)と可塑帯(アステノスフェーア)の二つの層のあいだを漫然と彷徨していたのにすぎない...
久生十蘭 「地底獣国」
...塑面(デス・マスク作製)同二十三日 埋葬式...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...彫塑や額縁や骨董などの小店が散在していて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...春吉の医師松田盛氏の紹介で糸島出身の彫塑(ちょうそ)家津上昌平氏がこの評議に参加した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...巴里(パリイ)のペエル・ラシエエズの墓地にあるバルトロメの「死」の塑像の模作(うつし)もあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...推古天平室の中央にすわっている広隆寺の弥勒(みろく)*(釈迦(しゃか)?)塑像(そぞう)とを比べて見ればわかる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...* この後三月堂内の閉ざされた廚子のなかに塑像(そぞう)の非常にすぐれた吉祥天女像があるのを見た...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかるに麦積山の塑像のうちの最も古い時代のものは...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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