...「場銭が足りないから、今日はパチンコに行けない...
...「会計のときに場銭を用意しておくのを忘れた...
...「場銭をもらったので、お祭りの出店に行ってみよう...
...「昔は場銭不足で、闇市や黒船が出現したという話を聞いたことがある...
...「場銭は薄利多売の世界では重要な要素の一つである...
...雨後(うご)の筍(たけのこ)に似て立ち並び始めたバラック飲食店の場銭(ばせん)と...
富田常雄 「刺青」
...場銭を出す時なんか...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...その時、帆柱のかげからムックリとはね起きた六尺ゆたかの壮漢、「こいつら、ふざけやがって……」盆ゴザも、場銭も、火鉢も、煙草も、手あたり次第に取って海へ投げ込む大荒(おおあ)れの勇者が現われました...
中里介山 「大菩薩峠」
...場銭を一袋かつぎ込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...場銭(ばせん)が二銭上ったと云ってこぼしていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...場銭(ばせん)が十五銭ね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...かせがなくちゃ場銭も払えない...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...おれは場銭を残らず掻っさらっちまったんだぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ドサの手伝ひで場銭を貰ふ話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今井 人でも斬ったのか?喜造 へえ、人も二、三人斬りました、が、それよりも、こともあろうに賭場を荒しましてね、場銭あらかた、その上に寺箱まで、といってもご存じはねえでしょうが、とにかくゴッソリ引っかついで逃げ出したんで、あんまりやり方が憎いんで、皆でとっつかめいて、眠らそうてんで...
三好十郎 「斬られの仙太」
...その男がスーッと立って「今夜の所、場銭、寺銭、この盆は俺が貰った!」と言ってパッと躍り込んだのと一緒でした...
三好十郎 「斬られの仙太」
...さて気がついて見ると場銭...
三好十郎 「斬られの仙太」
...さて気が付いて見ると場銭...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...場銭を掠(さら)ったうえに簀巻(すまき)にして川へ叩きこまれても文句の云えねえのが仲間の定法だ...
山本周五郎 「お美津簪」
...今まで山のように積んであった寺銭も場銭(ばせん)も盆茣蓙(ござ)も...
夢野久作 「名娼満月」
...台場銭(だいばせん)の端(はし)ただろうが...
吉川英治 「松のや露八」
...賭場銭(とばせん)を攫(さら)やがったな...
吉川英治 「松のや露八」
...その時の賭場銭をそろえて...
吉川英治 「松のや露八」
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