...白河の關の蹟堙沒して...
大町桂月 「白河の關」
...兩碑とも堙沒しかゝりたればとて...
大町桂月 「白河の關」
...むしろ證拠を堙滅(いんめつ)するのに骨を折った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...現実と堙滅(いんめつ)とのみである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...記憶のうちに隠して堙滅(いんめつ)さしてしまおうとしていたこと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ランドリュは軽率の危険をおかして手帳の堙滅(いんめつ)をはかった...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...たった一人で二百に及ぶ死体堙滅の大業をやってのけていたのである...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...昨夜おそらく息をひきとったひとの死体堙滅をやり...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...証拠を堙滅するのに苦心するものだが...
久生十蘭 「悪の花束」
...私の解釈の証拠は浅野が死んだ以上堙滅(いんめつ)してしまっている...
平林初之輔 「犠牲者」
...焼く物は焼いて証拠を堙滅すると...
牧逸馬 「土から手が」
...彼大臣一人の外悉く堙滅さると出づ...
南方熊楠 「詛言に就て」
...【七八】堙滅...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...或は蒲生君平となりて涙を山陵の荒廃堙滅(いんめつ)に濺(そゝ)がしめ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...それで十分に犯罪の痕跡を堙滅(いんめつ)したと思っていられるかも知れませんが……しかし……もし……万が一にも私が...
夢野久作 「一足お先に」
...その寺がまるで堙滅(いんめつ)してわからなくなっているというのもどういうわけであろうか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それだけを考えても天平画の堙滅は惜しまれる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...天平大塔がことごとく堙滅し去った今日...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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