...堅実な精神的商人が却て都会の中央に多いは争われぬ事実じゃ(少しく方角違いなれば別に云うべし)...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...対抗上やはりこの不堅実な営業振りを真似することになる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...堅実な一兵卒になつて...
太宰治 「火の鳥」
...敢(あえ)てその全史に渉(わた)らざるもよし限られし一時代につきてもよく堅実なる研究の基礎となるべきや疑ひなし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...日本民族の堅実な建設をねがうものは...
蜷川新 「天皇」
...堅実な奥床しさがあります...
野村胡堂 「江戸の火術」
...中年者の勤人らしい堅実な男...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...ともかくも二人の子供を立派に育て上げた堅実な寡婦...
堀辰雄 「菜穂子」
...理智的で、堅実な筆致で、そしてぎごちなくない、相当落着き払つた清新味もある...
牧野信一 「会話一片」
...堅実な歩みを続けて...
牧野信一 「会話一片」
...裸女の姿が最も堅実な筆致で写実的に描かれてゐた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...それがどの位私の堅実な健康を助けているのか知れません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ゆるやかな堅実な歩調で進んで行く...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...極めて端正堅実な身なりで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...批難のしようもない堅実な人物であることに満足しておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最も堅実な、とは、最も人間らしい・最も我々らしい・という意味である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...却て、地方の純真な、堅実な、そうして口も筆も不調法な、若い人々の腹の底でウ――ンと覚悟されたのでなければ、絶対に無力、無価値なものとなるのではあるまいか...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自分は堅実な英国人の間に起つた婦人運動が決して空騒ぎで終らない事を信じる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
