...これはナポレオン軍隊の堅実な行動半径を越えた作戦であったために...
石原莞爾 「最終戦争論」
...写実派の白亭の門人だけに堅実な写実的画風を以てむしろ特異な新人として認められていた...
大阪圭吉 「闖入者」
...堅実な一兵卒になつて...
太宰治 「火の鳥」
...それは堅実な社会主義と熱烈な愛国心を抱く青年の群に依って...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...社会の堅実なる秩序の為には順応型の人も必要であって...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...中年者の勤人らしい堅実な男...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...もっと地味で、堅実な愛が、彼女を待たなければ真の幸福とはいえないように思えた...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...合理的かつ堅実な体系を常に導き得る...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ともかくも二人の子供を立派に育て上げた堅実な寡婦...
堀辰雄 「菜穂子」
...警部はこれからどうなさいますか」堅実なのは夜の公演まで待つことだという...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...理智的で、堅実な筆致で、そしてぎごちなくない、相当落着き払つた清新味もある...
牧野信一 「会話一片」
...堅実な知識もあり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...右の様に堅実な経営的必要も...
三好十郎 「俳優への手紙」
...彼女の性情のまじめで堅実なことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...却て、地方の純真な、堅実な、そうして口も筆も不調法な、若い人々の腹の底でウ――ンと覚悟されたのでなければ、絶対に無力、無価値なものとなるのではあるまいか...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自分は堅実な英国人の間に起つた婦人運動が決して空騒ぎで終らない事を信じる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...散在する農家も概して清素と堅実な外観を示してゐた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その堅実なること実に比類がない...
和辻哲郎 「鎖国」
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