...生来の無精(ぶしやう)のために埃(ほこり)やインクにまみれたまま...
芥川龍之介 「身のまはり」
...起き上つて服の埃を払つてる兵を見た時には...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...ほほけ立つ埃まみれに膩肉(あぶらみ)の熱(ほと)ぼる腫(むく)み...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...その白い埃を見つめたのをかれは覚えている...
田山花袋 「田舎教師」
...事務室の硯箱(すずりばこ)の蓋(ふた)には塵埃(ちり)が白く...
田山花袋 「田舎教師」
...また埃っ風が吹いた...
戸田豊子 「歩む」
...横のほうについてる埃(ほこり)をそっと拭(ふ)いたり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...炎熱と埃と汗の匂いが...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...みんな埃及語だったということである...
中島敦 「木乃伊」
...埃(ほこり)だらけの受付に待っている間...
夏目漱石 「それから」
...白く埃つぽい田舍の街路が續いて居た...
萩原朔太郎 「悲しい新宿」
...私は埃及へ二度と行き度いとは思はない...
濱田耕作 「埃及雜記」
...土埃をたてて斜面を駈(か)け下ると...
火野葦平 「糞尿譚」
...断髪にもその着物の裾にも埃あくたをひきずっている...
宮本百合子 「刻々」
...埃及国の慣わしと致しまして...
夢野久作 「鼻の表現」
...暗さの中で埃を冠っているのではっきりとは見えなかったが...
横光利一 「旅愁」
...まるで落花を捲いた埃(ほこり)のように逃げ去った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...埃を浴びた畑の中の石ころ路である...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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