...征夷使に任命された人物の中でも、安倍晴明・源義家・坂上田村麻呂などは特に著名です...
...坂上田村麿為二東国勅使一...
高木敏雄 「比較神話学」
...坂上の塀外には数本の椎が深々と茂っている...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...牛込神楽坂上のさる古本屋には伊仏の新刊書時々ありダンヌンチオが散文集(伊語)アダネグリ女史の詩集「母の心」(同じく伊語)なぞ有りしを見たり...
永井荷風 「古本評判記」
...駒込(こまごめ)の肴町(さかなまち)の坂上へ出て見ると...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...坂上から何べんも家へ戻りましたが」「坂の上から見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃の九段坂上は現今(いま)よりグッと野暮な山の手だった――富士見町の花柳界が盛りになったのは...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...三廿七年二月のある日の午後に、本郷区真砂町(まさごちょう)卅二番地の、あぶみ坂上の、下宿屋の横を曲ったのは彼女であった...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...そして或坂上の家に二年ばかり住んでゐた...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...佐内坂上(さないざかうへ)の下宿屋に下宿して間もなくであったが...
水野葉舟 「北国の人」
...塀(へい)と塀とは続いても隣の家の物音さえ聞えない坂上は大きな屋敷門に提灯の配合(うつり)が悪く...
水上滝太郎 「山の手の子」
...団子坂上の街に面した方へ鉤形(かぎなり)に残っている...
森鴎外 「細木香以」
...五年前(ぜん)に共に講師に任ぜられた町医坂上玄丈(さかがみげんじょう)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...坂上主膳へ出会って参ります」数日の後...
吉川英治 「剣の四君子」
...松永久秀の幕下(ばっか)にいる父の讐敵(しゅうてき)坂上主膳と出会うことができた...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして嶮(けわ)しい細道の坂上に...
吉川英治 「三国志」
...利家はさっき佇(たたず)んだ坂上まで彼を送った...
吉川英治 「新書太閤記」
...山手通り遊行坂上に移る...
吉川英治 「年譜」
...坂上郎女)こひこひてあへる時だに愛(うるわ)しきことつくしてよ長くと念(も)はば (同)これらはまことに恋の感情の繊鋭な表現である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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