...幸田淡島二家の舊居址を想定し...
心猿 「露伴忌」
...「石見国府址伊甘の池」の絵葉書であり...
宇野浩二 「茂吉の一面」
...紳士は最初に村の西の隅にある館の址に行つた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...近江聖人の邸址で知られた青柳村の藤樹書院も大溝の港から半道ばかり北に行つた處に在る...
近松秋江 「湖光島影」
...小田原城址(じょうし)の落梅を見たこの日の事を思出して言知れぬ興味を覚えた...
永井荷風 「十六、七のころ」
...かつて芭蕉庵の古址(こし)と...
永井荷風 「深川の散歩」
...ただ見る清洲古城址の草の青黄色いところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...町の後から比熊山の古城址が頭上に迫つてもう大分暗い...
中村憲吉 「三次の鵜飼」
...また古建築の廃址(はいし)に居るを好く...
南方熊楠 「十二支考」
...お台場の址(あと)が涼むには一番好いと極めて...
森鴎外 「鶏」
...あそこには廃址(はいし)や...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...七一館(たて)の址六七...
柳田国男 「遠野物語」
...土塀らしい址(あと)はあるが...
吉川英治 「三国志」
...故主の城址(しろあと)に...
吉川英治 「三国志」
...みなごろしとして址(あと)を人気(ひとけ)もなき焼け山としてしまえ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...雪見ノ御所の址を探す...
吉川英治 「随筆 新平家」
...残り少ない日本中の古城址のうちでも...
吉川英治 「随筆 新平家」
...流転(るてん)の址(あと)が偲(しの)ばれたりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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