...この故址(こし)斷礎の間より望むばかり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それから時々古城址などを跋渉(ばっしょう)して内地風の瓦を探して見たが...
伊波普猷 「土塊石片録」
...これ勿來關址なりと...
大町桂月 「常磐の山水」
...即ち今の白河城址これ也...
大町桂月 「白河の七日」
...「城の址(あと)より」とか...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...そしてその「址」が唯だ「址」として埋められては了はずに...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...廢址のやうな中にその失戀の身を埋めてゐる登子を目のあたりに見ずにはゐられないやうな氣がした...
田山花袋 「道綱の母」
...もはや眼中に清洲の城址も無く...
中里介山 「大菩薩峠」
...一四 中城々址中城(なかぐすく)々址の寫生圖と其の平面圖めいたものは...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...當代の別墅の遺址が累々として列つてゐる...
濱田耕作 「温泉雜記」
...僕は藩の学問所の址(あと)に出来た学校に通うことになった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...これをただちに城址と考えるのは...
柳田國男 「地名の研究」
...新府城の址(あと)がある...
山本周五郎 「山彦乙女」
...宮門の焼け址(あと)へ歩哨を配置せい!」と...
吉川英治 「三国志」
...石あれば楼台の址(あと)...
吉川英治 「三国志」
...一乗寺址(あと)から急いで引っ返してまいり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...流転(るてん)の址(あと)が偲(しの)ばれたりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...島原の旧城址を会堂用地として宣教師に与えたのはよろしくない...
和辻哲郎 「鎖国」
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