...上市の北端、舊城址の一隅、梅はなほ昔ながらの香に匂へり...
大町桂月 「水戸觀梅」
...ある時奥州へ往つて勿来(なこそ)の関址(せきあと)を訪ねた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...やがて紳士はその墓と館の址とを残して永久に立去つた昔の城主の遠孫であることを村長に話した...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...瞬間も「址(あと)」をつくらずに置かない「時」が恐ろしいやうな気がした...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...昔の城址(しろあと)でもあったかと思われるような土手と濠(ほり)とがあって...
田山花袋 「田舎教師」
...線路址(あと)の空地(あきち)が真直に闇をなした彼方のはずれには...
永井荷風 「寺じまの記」
...ここは尾州清洲の古城址のあたりに来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...途端に古城址の石と石との間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは、古城址としての、この臨湖の一廓に、昔の廓壕(くるわぼり)の名残(なご)りでもあるが、水の湾入して、蘆葦(ろい)の生いかぶさって、その間に、面白い形をした松が所々にうねっている、その間を、蘆分小舟(あしわけおぶね)の画面になって、米友が漕いで行くのは、おのずから一定の針路があるに相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...今は城址に小學校と小さい祠が立つてゐるだけ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...山の上本丸の址には今歸仁城の碑があり...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...島原城址の中で黒曜石製を一本...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...英人ジョージ・スミスがニネベおよびバビロンの遺址を発掘して数多の粘土板の記録を得たが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蛇類は建築物や著しき廃址に寓し...
南方熊楠 「十二支考」
...次には河北郡木越(きごし)の光林寺の址(あと)という田の中...
柳田国男 「山の人生」
...「ひとりの僧も見えぬ」文殊堂(もんじゅどう)の址(あと)に立ったとき...
吉川英治 「新書太閤記」
...武蔵の父新免無二斎や、本位田家の祖先が伝えていた城主の居館の址は、今は形もなく、僅かに山頂の平地から山の東北面にかけて、往時の土台石とか、井戸の址とか、石垣の址などが残っているに過ぎないという...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武蔵にとって記憶のふかい蓮台野からそう遠くない――上京(かみぎょう)の実相院址(あと)の東南にあたる辻の角...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
- お笑い芸人の杉山裕之さん: 食料品の万引き容疑で書類送検され謹慎処分に 😔
- 野球選手の佐藤輝明さん: 自打球で負傷し途中交代した😟
- 野球選手の平良拳太郎さん: 6回途中無失点の好投でチームを勝利に導いた ⚾️
