...こゝには古きヂアナの祠(ほこら)の址(あと)あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この故址(こし)斷礎の間より望むばかり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...アア浦添城址の瓦は口なくして能(よ)く七百年前の歴史を語った...
伊波普猷 「土塊石片録」
...私はYの城址から丘つだひに...
田山録弥 「あさぢ沼」
...アイヌの古城址(こじょうし)なるチャシコツを見る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...高千穂噴火によって焼失した霧島神宮の古宮址なのである...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...中井碩翁が邸址から移し来ったという石の井筒も打棄てられたまま...
永井荷風 「百花園」
...或る人類学者は渺茫(びょうぼう)たる太平洋上に点在するこれらの遺址(ミクロネシヤのみならずポリネシヤにも相当に存在する...
中島敦 「環礁」
...六 「ようどれ」の王陵崖の上は先刻私達の立つてゐた浦添の城址である...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...今は城址に小學校と小さい祠が立つてゐるだけ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...昌平学校は古林の東辟後に起した所の医黌の址ださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今もその城址(じょうし)には立派な城門や櫓(やぐら)が残り...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...石あれば楼台の址(あと)...
吉川英治 「三国志」
...武侯の営址(えいし)を観(み)る図に題す」に...
吉川英治 「三国志」
...国分寺の址(あと)がある...
吉川英治 「私本太平記」
...御山の址(あと)を弔(とむら)う意味でなら何のさしつかえもあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...千葉城址の高爽な住居に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...港へ突き出ている旧城址――会堂の地所が...
和辻哲郎 「鎖国」
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