例文・使い方一覧でみる「地の色」の意味
スポンサーリンク...それらの秋のシンボルを静かに乗せて暗に包ませた大地の色は... 
有島武郎 「フランセスの顔」
...テーブルの地の色とが...
海野十三 「火星兵団」
...その井桁模様の染め出された地の色が黒では...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...布地の色もたしかに紺であつた筈だが...
太宰治 「津軽」
...その型にも地の色にも首を傾けながらも...
徳田秋声 「仮装人物」
...其辺一体に居留地の色彩が漂つてゐた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...天地の色彩の美に打たれないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒼然（そうぜん）たる大地の色は刻々に蔓（はびこ）って来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...服地の色は褪（さ）めて...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...名古屋って土地の色っぽくなさ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この幟の色について兼ねて疑（うたがい）があったから注意して見ると、地の色は白、藍（あい）、渋色などの類、であった...
正岡子規 「車上の春光」
...宮のお邸（やしき）はそれ以上に素朴（そぼく）な土地の色が取り入れられてあって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ヒジキの薄緑が地の色をなし...
柳田国男 「雪国の春」
...カンバスの生地の色もそのまま胡粉の隙からいちめんに顔を出し...
横光利一 「旅愁」
...威風天地の色を奪うばかりだった...
吉川英治 「三国志」
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