...歴史の相違によつて局限せられざる一つの「道」が存在する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...雰囲気の存在する場合にはこの関係はある点で少し変ってくるので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...この世のどこかに存在する...
梅崎春生 「Sの背中」
...後には宮本夫人の存在すら忘れられてしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...私の家に滞在する事になっているのだ...
太宰治 「佳日」
...精神をして苦痛をば恰もそれが足に存在するものであるかの如くに感覺せしめるやうに自然によつて定められてゐるところの或る一定の運動を惹き起すのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...但し一つの社会という容器の中に幾つかの階級が存在するとか...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...処が世界に於て何かが存在するかしないかという判断こそ...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...性欲も潜在するのかも知れない...
外村繁 「澪標」
...この泥棒君が天地の間に存在するのは富子嬢の生活を幸福ならしむる一大要件である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...時は本質上何等かの存在何等かの内容の構造・秩序又は形相としてのみ現實には存在する故...
波多野精一 「時と永遠」
...現實に存在するいかなる共同體にも又それのいかなる事實的内容にも...
波多野精一 「時と永遠」
...実在するものと殆ど同じやうに空間へ溶けあつてゐたやうです...
原民喜 「ガリヴア旅行記」
...それが存在することが見られたアメリカの諸地方においては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...だがその茶器と同じ所産心でできた無数の美しい器が存在する...
柳宗悦 「工藝の道」
...オサキ狐などというものが存在する地域もあるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...血肉を持つ地上の人間が存在する限り...
矢部貞治 「政治学入門」
...芸術の行き止まりに存在するものでなければならぬ...
夢野久作 「実さんの精神分析」
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