...近代的白髪染(しらがぞ)めとか――そう云うものは確かに存在するでしょう...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...すべての人はこの衝動を持っているがゆえにブルジョアジーとかプロレタリアートとかを超越したところに芸術は存在すべきである...
有島武郎 「想片」
...コレラ毒が裸眼でもよく見ると見える小さい白っぽい房に存在すると...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...人間の心のうちにすでに存在する原型に対して天文学がもっているのと同じ関係を...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
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高見順 「死の淵より」
...古人の思想においても存在することになる...
津田左右吉 「日本精神について」
...あるいは原子量の無限大な物質原子が存在する事になるはずである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...存在は終局に於て観念――人々は之を主観とか意識とか自我とか名づける――から独立に存在する...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...神話だって題目だって何かの利き目があればこそ世の中に存在するのである...
戸坂潤 「社会時評」
...拍子の内奥によき耳だけが味到せんとする呼吸が内在する...
中井正一 「リズムの構造」
...微粒子が存在することであるという重大な結論を得たのである...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...永遠に実在するものに対するプラトン的思慕の哲学を持っているから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...読者は内的世界と外的世界の両方が存在することを確信している...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...当分こゝに滞在することにして――」「ほんたうか?」「少くとも君の家人から先生と称ばれても...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...社会的なものとして実在することもあり得ない本質であるからこそ...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...一般的かつ自然的に存在するということができるように思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういうところに権力的な専制が存在する余地はないのである...
矢部貞治 「政治学入門」
...主観的には存在するのである...
山本周五郎 「季節のない街」
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