...この肖像には私の中にあるゴチック的精神と従ってゴチック的表現とがともかくも存在すると思っている...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...他の民族に存在する説話と共通のもの...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...存在するためには神によつて創造せられねばならぬものは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その觀念が何等私のうちに存しないところの無數のものが存在するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...或る大きさのものが初めから存在するのではない...
豊島与志雄 「常識」
...木場白井の二生が昭和の世に存在するのも亦怪しむには及ぶまい...
永井荷風 「来訪者」
...あんな奴等の存在することは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほとんどいつでもそういうものが存在することがわかったので...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...今日は何れの国家民族も単に自己自身によって存在することはできぬ...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...ここに一つのディレンマの存在することである...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...しかしこれらは何れも実在するものを指すのでなく...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...「現実の中に」存在する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「われわれは良心というものが存在するかのように行動しようではないか」という鴎外の声色...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...感覚や記憶に直接現れる印象が存在することである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この現象は我々の natrliche Einstellung に於ける認識の場合にはいつでも存在するものである...
三木清 「消息一通」
...ことごとく私たちの肉体を通じて生かされてのみ初めて現実として存在するという事実は何とつきない味いのあることだろう...
宮本百合子 「女の歴史」
...現在大部分がそこに陥っているように商品としての独自性を形成してゆく意企として存在するばかりではないはずである...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...存在する必要もない...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
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