...併し教團の擴大と共に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...不恰好な赤い手で蒲團の襟を敲いて...
石川啄木 「菊池君」
...ろく/\新聞も讀まずに薄團の中に潜り込まねばならなかつた...
石川啄木 「病室より」
...板屋(いたや)を走(はし)る團栗(どんぐり)に異(こと)ならずで...
泉鏡太郎 「一席話」
...思ひ合はして見ると療治に招ばれた先は二つ岩團三郎だつたかも知れないと書いてある...
江南文三 「佐渡が島から」
...おのずから一團となり...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...教育(けういく)ある人間(にんげん)の團結(だんけつ)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...蒲團から半身を出して...
太宰治 「思ひ出」
...蒲團のなかにもぐつてから...
太宰治 「猿面冠者」
...お品(しな)は朝(あさ)から心持(こゝろもち)が晴々(はれ/″\)して日(ひ)が昇(のぼ)るに連(つ)れて蒲團(ふとん)へ起(お)き直(なほ)つて見(み)たが...
長塚節 「土」
...「先(さき)やつてくろえ」卯平(うへい)はさういつて暫(しばら)く經(た)つてから蒲團(ふとん)を出(で)て井戸端(ゐどばた)へ行(い)つた...
長塚節 「土」
......
仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...團子にしてねぢ込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...使の下つ引は一團になつて神樂坂へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...格子の前まで布團を積んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この日中を通つてゐる巨重の逞ましい機械をみよ黝鐵の油ぎつたものすごい頑固な巨體だ地面をどつしりと壓へつける巨きな集團の動力機械だ...
萩原朔太郎 「青猫」
...掛蒲團を擴げ、自分の寢着(ねまき)をたゝんでから、そこいらに散らかつてゐる繪本とお人形の家の道具をかたづけようと、窓ぎはに行つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さう書(ほん)ばかり入れられては蒲團の入れ場所がなくなつてしまふと女共の抗議がくる始末なので...
吉川英治 「折々の記」
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