...亦(また)実に侯爵夫人が一代の国色を伝ふるが如し...
芥川龍之介 「骨董羹」
...月の光にすかしてみると韶顔稚歯(しょうがんちし)の国色(こくしょく)であるから...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...国色として絶倫な淀君の母であるだけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで国色無双の浅井の後家さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは一代の国色で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...天香国色(てんこうこくしょく)...
牧野富太郎 「植物知識」
...バイエルンの国色の太い紐でしばった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...本来は支那の――この国のもっとも尊い色であるはずの黄土の国色も...
吉川英治 「三国志」
...宛然(えんぜん)たる呉国色をここに劃し...
吉川英治 「三国志」
...国色無双な佳人とは聞えているが...
吉川英治 「新書太閤記」
...万国色道哲学における人類の研鑽(けんさん)はどこといっても変りはないが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...南国色(なんごくしょく)の娘たちとは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...急激に異国色に富む郊外として開けて来たのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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