...賢母こそ国の宝と申さねばなりますまい...
上村松園 「孟母断機」
...まず、わしが主催者になって、全国の宝石商や、有名な宝石をもっているお金持ちによびかけて、宝石展覧会をひらくのだ...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...祖国の宝を炎から取り出そうではないか……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「頼む、越前、家の宝、国の宝」と、いうと、感激し易い老人は、涙を、頬へ伝わしながら、「そう無くてはならぬ、恥入(はじい)る、恥入る」と、両手を膝へ突いて、着物の上へ、涙をぽたぽた落した...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...眼前の利にのみ齷齪(あくせく)して世界に二つとない自国の宝の値踏(ねぶみ)をする暇(いとま)さえないとは...
永井荷風 「日和下駄」
...先(さき)の衛侯輒(ちょう)が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り...
中島敦 「盈虚」
...お伽の国の宝物であることを...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...あれがもし真物(ほんもの)なら一つ一つが国の宝だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...国民にはめでたき国の宝と...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...国の宝を費やして末代までもとその堅固さを誇った築島でも...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...祖先の定めたる治国の宝典に...
穂積陳重 「法窓夜話」
...英国の宝石商ブルウス・テイラアが...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...そしておしまいとうとう国の宝(たから)の白い象(ぞう)をもお与(あた)えなされたのだ...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...百姓は国の宝というくらいだ...
山本周五郎 「半之助祝言」
...累世(るいせい)朝廷の奥に伝国の宝として...
吉川英治 「三国志」
...ふたたび生るるなき名画と国の宝を失うものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...百姓こそは、国の宝じゃ、百姓は国の大みたからだ...
吉川英治 「親鸞」
...一世を率いる宰相も国の宝だが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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