...やがて映像が幕の上にぴったりと固定するのが分った...
海野十三 「地球発狂事件」
...組織制度が余りに堅固で殊にそれが固定するが如き場合においては反って反抗心を刺戟する事情もあります...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...固定した限りのものは固定する原理を自らの内に有っているから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...習慣や習俗が元来そういう固定する要素を濃厚に有っているのは云うまでもないことで...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ときどきその眸(ひとみ)が奇妙に固定することがあったが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...全部を支配しながら固定することもある...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...種が固定するといっても...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...棘は切り傷の両側を固定するのに使われ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...固定することによつて行はれる...
波多野精一 「時と永遠」
...その原因によって存在を決定し固定するのでない限り...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...関連する観念をより強く想像に固定する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...精神は一時に一つ以上の対象に強くその注意を固定することは出来ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...却て靜的なるものに固定する傾向を含むところの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...そういう誤解もまた固定することがある...
柳田国男 「海上の道」
...民族は永久に固定するものではなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...それはまた永久に固定するものではなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...割合に早く固定するもののように思われる...
和辻哲郎 「藤村の個性」
...技巧の上にも型として固定する傾向が見え初めないではないが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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