...彼は困厄に陥っている...
...困厄から抜け出すために、最善の方法を模索する必要がある...
...彼女は困厄にあっても、決して諦めずに生きていく強さを持っている...
...借金の返済に追われ、彼は困厄の淵に立たされた...
...困厄の中にあっても、何かを得るためには必ず努力が必要だ...
...今日と雖も稍々(やや)之に類する困厄の信者の身に及ばざるを得ないのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...かたへ人なき密房に愛に耽けるを望めるや? ああ全軍の將としてアカイア族を困厄に導き入れて宜からむや!あゝ柔弱者恥しらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もしそれその生涯の困厄(こんやく)なるに至りては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...学校より得る収入は悉(ことごと)く食費として捧(ささ)げ参(まい)らせ聊(いささ)か困厄(こんやく)の万一を補わんと...
福田英子 「妾の半生涯」
...若し叔母が心を和(やわら)げて共に困厄(こんやく)に安んずる事が出来たら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...とにかく私の困厄は池長氏のために助けて貰い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...大きな凶作と困厄の年であったのは周知のことに属する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あらゆる悪むべき原罪とあらゆる種類の困厄とが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...たび重なる失敗により必然的に再三の困厄をもたらすために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...悲惨極まる困厄を防ぐためには早婚傾向に対する何らかの抑制を加えることが絶対に必要であるとすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...社会のほとんどあらゆる階級が価格の急落によって受けた困厄は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貧国の農業者に本質的困厄を与える供給過剰も...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...困厄の極度に達した処を書いてあるとき...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...相愛(あいあい)する二人を困厄の中から救い出す...
森鴎外 「細木香以」
...老いたる祖母は浦賀で困厄(こんやく)の間に歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...しかし困厄の力は一層大きい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...老病困厄は絶えない...
森鴎外 「妄想」
...従ってそれは労働者に何らの困厄をも蒙らせないのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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