...「ランカシャー(イングランドの北西部)で酪農製品は鉛で作ったミルク・パンで供給される...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...ロヂイ産の乾酪(かんらく)を穹窿としたる小寺院中にて酪(ブチルロ)もて塑(こ)ねたる羽ある童の舞ふさまは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...水牛の乾酪と麪包(パン)とにて飮ものには驢の乳あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...また十節―十二節は「汝は我を乳の如く斟(そそ)ぎ牛酪(ぎゅうらく)の如くに固め給いしに非(あら)ずや...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「牛酪(ばた)はお厭ぢやないでせう? ぢや入らつしやいよ...
鈴木三重吉 「桑の実」
...旨そうな酥酪(そらく)があるので口にしようとした...
田中貢太郎 「虎媛」
...白牛酪は、この牧場の白牛に限ったものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...酪農にもっと力を入れる必要があることには...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...一方酪農は、地力保持の点からいっても、日本人の体位向上の面からも、大いに奨励すべきであるが、安定した酪農をやるには、少なくも六、七頭の乳牛を要し、住居、厩舎、サイロなどを入れると、最小限度三百万円くらいの資本が要る...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...熱(あつ)い紅茶を啜(すゝ)りながら焼麺麭(やきぱん)に牛酪(バタ)を付けてゐると...
夏目漱石 「それから」
...裏の射撃場でつかまえた赤蛙の牛酪炒(ソテエ)とパンがわりの代用食の焼馬鈴薯(やきじゃがいも)が胃袋の中で謝肉祭(カルナヴァル)をはじめ...
久生十蘭 「だいこん」
...乾酪の類を持ち出してところ狭いまでに並べながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...馬乳酪(カンメズ)を取り出せ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...粥(かゆ)と汁と芋と鮭の酪乾少しと...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...油脂牛酪(バター)等を身に塗り...
南方熊楠 「十二支考」
...また麦粉で作った皿にギー(澄酪)を盛り...
南方熊楠 「十二支考」
...牛酪(ぎゅうらく)...
吉川英治 「平の将門」
...乳に酪性あり、乳に酪性なし、というと同じき意味において、仏性の有無を問題とするからである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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