例文・使い方一覧でみる「因」の意味

...それは天地万有の原因であり始源である... それは天地万有の原因であり始源であるの読み方
スワンテ・アウグスト・アーレニウス　Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳「宇宙の始まり」

...空気の激しい移動を起す原因にならないやうに... 空気の激しい移動を起す原因にならないやうにの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...これが即（すなは）ち大地震（だいぢしん）の原因（げんいん）である... これが即ち大地震の原因であるの読み方
今村明恒「地震の話」

...かくの如きは仏蘭西（フランス）大革命の原因を為した自由... かくの如きは仏蘭西大革命の原因を為した自由の読み方
大隈重信「永久平和の先決問題」

...それは彼の神経の弱々しさも一つの原因であつたが... それは彼の神経の弱々しさも一つの原因であつたがの読み方
徳田秋声「花が咲く」

...機械的因果から独立な之と異った自然要因は不要であり又有害である（之こそ実は所謂機械論の誇張なき主張の精神であった）...
戸坂潤「現代唯物論講話」

...医者にみせても原因は分らないし... 医者にみせても原因は分らないしの読み方
豊島与志雄「怒りの虫」

...自分がその大臣の親戚（しんせき）か因縁の者かであることを――「大臣の抱（かか）え医者の私生児」の倅（せがれ）ででもあるらしいことを――おぼろげに発見したのだった... 自分がその大臣の親戚か因縁の者かであることを――「大臣の抱え医者の私生児」の倅ででもあるらしいことを――おぼろげに発見したのだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...よッぽどの因果（いんが）だ... よッぽどの因果だの読み方
夏目漱石「坑夫」

...音楽学校の教授を委嘱してその原因を調査して貰ったが... 音楽学校の教授を委嘱してその原因を調査して貰ったがの読み方
久生十蘭「魔都」

...因循性の写る鏡を奪はれたやうなもので... 因循性の写る鏡を奪はれたやうなものでの読み方
牧野信一「「或る日の運動」の続き」

...これらの物理的原因を大いに重要視しているけれども... これらの物理的原因を大いに重要視しているけれどもの読み方
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...そしてこれを必要とする原因が具備した維新後になっては... そしてこれを必要とする原因が具備した維新後になってはの読み方
三上義夫「文化史上より見たる日本の数学」

...特に今日の社会で経済的にも精神的にも防衛の少い若い女の誠に落ち入り易い悲惨事の原因までを取り除く事が出来にくいと云う事を残念に思う次第です...
宮本百合子「「女の一生」と志賀暁子の場合」

...因自号茶山... 因自号茶山の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...土佐に因（ちな）むものとして広く聞えます... 土佐に因むものとして広く聞えますの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...呉一郎殿の御病気を誘い出す原因（もと）を作られたのも... 呉一郎殿の御病気を誘い出す原因を作られたのもの読み方
夢野久作「ドグラ・マグラ」

...因（もと）はといえば... 因はといえばの読み方
吉川英治「大岡越前」

「因」の読みかた

「因」の書き方・書き順