...建物が先ず板張りされる場合には、四角い瓦が、時としては筋違いに、時としては水平に置かれ、その後合せ目を白い壁土で塗りつぶすのであるが、これが中々手際よく、美しく見えるものである(図12)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まるくなくて四角い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...四角い看板灯(かんばんとう)には...
海野十三 「金属人間」
...背中に妙な四角い箱を背おっている...
海野十三 「三十年後の世界」
...白い壁をめぐらした四角い部屋の中に机を持ちこんで...
海野十三 「蠅」
...紫檀(したん)の四角いテーブルのうえへならべながらいった...
海野十三 「四次元漂流」
...もう一つ四角い所があります...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「君が豆腐といふのはあの土蔵のやうな四角い恰好をした奴なんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...「宇宙が丸いものか四角いものか知ってる者はまだ誰もありはしない...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...赤い赤い四角い形が障子に落ちている青い青い丸い葉が赤い空気に酔っているひらひらとコーモリが躍る人は静かに戸を閉めて電気をつけて汁をすする赤い明るい西の空も灰色にむしばまれるそしてくろくなってやがてだいやもんどに灯がつくそして人は日記などつけて灯を消し一日が終わったと考えて神に感謝して祈る...
竹内浩三 「夕焼け」
...かの男は何時も私の卓子と並んだ四角い卓子に着いた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...四角い卓子の角のところににじり寄ったきりで...
豊島与志雄 「失策記」
...而も此の鐵眼の黄檗の藏經は四角い册子の形をして居る...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...茶の間の隅に山田のおばあさんのくれた四角い台を出していて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...黄いろい防音壁にかこまれた四角い部屋はボール箱の中のようで...
山川方夫 「演技の果て」
...四角い伯林(ベルリン)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...板張りの真中に四角い寝床のようなものが作ってありまして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...舞台という四角い箱に百パーセントまで調和する扮装と所作でなければならぬ...
夢野久作 「能とは何か」
便利!手書き漢字入力検索