例文・使い方一覧でみる「ありがち」の意味
スポンサーリンク...私たちはそのありがちの事柄の中からも人生の淋しさに深くぶつかってみることが出来る... 
有島武郎 「小さき者へ」
...田舎の小学校にはよく有勝（ありがち）な奴で...
石川啄木 「雲は天才である」
...老人にありがちな...
海野十三 「少年探偵長」
...黙つてゐる人によくありがちの...
太宰治 「お伽草紙」
...従って人の生活の環境から受けるはたらきにも混乱がありがちである...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...高山の上にありがちな水蒸気の邪魔物というのがふきとったように...
中里介山 「大菩薩峠」
...其上（そのうへ）御米（およね）は若（わか）い女（をんな）に有勝（ありがち）の嬌羞（けうしう）といふものを...
夏目漱石 「門」
...本（もと）を忘却するのは人間にさえありがちの事であるから猫には当然の事さと大目に見て貰いたい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...二人の女はこんな邪悪な修験者にありがちの妾（めかけ）で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで病身の子どもにありがちのうちじゅうのきらわれ者になるようなことのないばかりか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...かうした巣窟にありがちな下駄はみな段梯子のあたりに隱しておくのが習慣なので...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...こんな酒場にありがちな...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...平常もありがちなことだが...
吉川英治 「三国志」
...旅の途中の虐殺さえありがちなのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...世間ありがちな犬も食わねえことかもしれねえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...よくありがちな運命のいたずらともいうべきもので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女同士のありがちな親しみを向けて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ありがちな行いです」「ご炯眼（けいがん）のほど驚き入りました...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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