...世間にやかましく言ひ囃(はや)されるやうになると...
薄田泣菫 「茶話」
...それから馬鹿囃子と水鉄砲のことまで滔々(とうとう)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿囃子の本音は...
中里介山 「大菩薩峠」
...囃子も、踊りも、ひときわ休息に入ったけれども、この連中のすべてが仮面(めん)を取ることをしませんから、誰がどうだと正体のほどはわかりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお且つ、これら、多数の乞食連のうちには、単に盛装を凝らして、商売ものの哀れっぽい声で、「右や左のお旦那様……たよりない者をお助け下さいまし」を繰返すだけの無芸大食ばかりではなく、なかには凝った意匠で、破(や)れ三味線をペコペコやりながら、雨の夜に、日本近く、とぼけて流れ込む浦川へ、黒船に、乗りこむ八百人、大づつ小づつをうちならべ、羅紗(らしゃ)しょうじょう緋(ひ)のつっぽ襦袢(じゅばん)……大津絵もどきを唸(うな)るのがあるかと思えば、木魚をポクポクやり出して、そもそもこの度(たび)、京都の騒動、聞いてもくんねえ、長州事件の咽喉元(のどもと)過ぐれば、熱さを忘れる譬(たと)えに違(たが)わぬ、天下の旗本、今の時節を何と思うぞ、一同こぞって愁訴(しゅうそ)をやらかせ、二百年来寝ながら食ったる御恩を報ずる時節はここだぞ、万石以上の四十八館(たて)、槍先揃えて中国征伐一手に引受け、奮発しなさい、チャカポコ、チャカポコそれに負けず、一方にはまた、菊は咲く咲く、葵(あおい)は枯れる西じゃ轡(くつわ)の音がすると唄い、囃(はや)し、おどり狂っているものもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...囃(はや)して来る雑音...
中里介山 「大菩薩峠」
...之を取巻いて囃(はや)し応援し批評する観衆の中に...
中島敦 「南島譚」
...「太夫は少し御機嫌が悪いじゃないか」八五郎はまた囃(はや)し続けます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腹が冷えますから」葛西囃子(かさいばやし)狸穴坂の欅の樹の下で待っていると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...剛直のと世間から囃し立てられている俺にとって...
久生十蘭 「湖畔」
...樽を撲つて囃すのだつた...
北條民雄 「戯画」
...妙なのは囃子方なのである...
牧野信一 「円卓子での話」
...遥かに連中の囃子を窺ふんだから――」と云つて...
牧野信一 「円卓子での話」
...されば現時持て囃(はや)さるる「味の素」は蛇を煮出して作るというも嘘でないらしいと言う人あり...
南方熊楠 「十二支考」
...翁は市内櫛田(くしだ)神社(素戔男尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫(くしなだひめ)を祭る)、光雲(てるも)神社(藩祖両公を祀る)、その他の神事能を、衷心から吾事として主宰し、囃子方、狂言方、その他の稽古に到るまで一切を指導準備し、病を押し、老衰を意とせず斎戒沐浴し、衣服を改めて、真に武士の戦場に出づる意気組を以て当日に臨んだ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...後退(あとしざ)りしとうなる」=光雲神社の鏡の間で囃子方へ=「馬鹿どもが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...囃子かを習ったとする...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...囃(はや)しながら踊っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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