...うしろからわいわい囃(はや)したて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...三味線のない芝居の囃(はや)しと能の囃しとを...
芥川龍之介 「野呂松人形」
...耳のそばで馬鹿囃(ばやし)がチャンチャン囃し立てている中で...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...情(つれ)なき戀路に世を果敢(はか)なみての業(わざ)と言ひ囃(はや)すに...
高山樗牛 「瀧口入道」
...わずかの間にこれだけの馬鹿囃子を集めることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...右の馬鹿囃子に対抗するような景気をつけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...之を取巻いて囃(はや)し応援し批評する観衆の中に...
中島敦 「南島譚」
...赤い雛段(ひなだん)と五人囃(ごにんばやし)と...
夏目漱石 「門」
...手口にも狸囃子にも變りがなかつたことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本所の狸囃子というのは話の種にはなっているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初席や梅の釣枝太神楽春の夜や花籠二つ鞠の曲春の夜の囃子の中の米洗ひやがて四月十三日と五月廿五日と...
正岡容 「寄席風流」
...灯を明るくして賑やかに女たちの笑い囃(はや)す声の聞える家があった...
山本周五郎 「おれの女房」
...御囃子等度々の御催しがあり御反物...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...妓たちは、朱唇(しゅしん)をそろえて、まず言い囃す...
吉川英治 「私本太平記」
...唄(うた)い囃(はや)されていた...
吉川英治 「私本太平記」
...東渓村へ逃げていったのだ――と言い囃(はや)された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...凱歌のようにいい囃(はや)した...
吉川英治 「平の将門」
...母も女中も笑い囃しながら見ていたが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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