...望み瞻(み)る方嚮(はうかう)に從ひて無遠慮なるまで肢體の尺を縮めたる遠近法は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...嚮ニ選レテ衆議院議員トナルヤ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...嚮者ニ郵筒シテ懇二乞ス校正ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...我國民を嚮導せり...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...下さる御意嚮(ごいこう)だと書いてありました...
橘外男 「仁王門」
...そこには蝋燭(ろうそく)の灯(ひ)の炎の靡(なび)く方嚮(ほうこう)によって人の運命を占うという老婆が...
徳田秋声 「仮装人物」
...葉子の生活の方嚮(ほうこう)を...
徳田秋声 「仮装人物」
...今度は方嚮(ほうこう)をかえるつもりです...
徳田秋声 「縮図」
...嚮きに伊藤侯が大隈板垣兩伯を奏薦したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...歴史的にみてその嚮導の任にあたったものは...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...奥田の意嚮を確めもしないで白川や戸畑に松村が承諾の意思を洩らしたことが奥田の反感を招いたらしい...
平出修 「瘢痕」
...とその筋の意嚮を載せたり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...堅固な前列は右に方嚮(ほうこう)を転ずるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...善兵衛からゆき子の意嚮(いこう)を聞くと...
山下利三郎 「誘拐者」
...徐盛は字(あざな)を文嚮(ぶんきょう)といい...
吉川英治 「三国志」
...嚮導(きょうどう)に立って...
吉川英治 「私本太平記」
...寄手の意嚮(いこう)は如何に...
吉川英治 「新書太閤記」
...それまで領土にとどまって居れという千坂兵部の意嚮(いこう)はほぼ推察がつかないでもない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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