...胸襟を開いて黒岩の意嚮(いこう)を話し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...嚮ニ選レテ衆議院議員トナルヤ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...両者の意嚮(いこう)の間には...
太宰治 「花火」
...折角(せつかく)嚮(む)いて来た幸運を...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...ただ方嚮(ほうこう)のない生活意慾の...
徳田秋声 「仮装人物」
...今度は方嚮(ほうこう)をかえ公園へ出た...
徳田秋声 「縮図」
...好運が急角度で自分の方に嚮(む)きかえり...
徳田秋声 「縮図」
...私も嚮後(こうご)一切お今のことについては...
徳田秋声 「爛」
...「予嚮に祕事新書と題する一小册を著はす...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...近代的な人間嚮導の原則であるが...
戸坂潤 「思想動員論」
...嚮きに憲政党内閣の破壊と閣下の内閣組織とに付て共力したる迹ありしは頗る奇異の感なきに非ずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...即ち少年の精神の嚮導となりそれに方向を指示してやるようなもの...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...文化の嚮導者(きょうどうしゃ)としては不適当である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...探理一路より同一の傾嚮を取ること...
内藤湖南 「學變臆説」
...ガラツ八は早くもその意嚮(いかう)を察すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この方嚮から見ると...
森鴎外 「沈黙の塔」
...堅固な前列は右に方嚮(ほうこう)を転ずるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...秀吉の意嚮(いこう)は?」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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