...神の扶掖嚮導(ふえききやうだう)の絲は分明(ぶんみやう)に辨識せられたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...嚮ニ選レテ衆議院議員トナルヤ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それより覚人君嚮導(きょうどう)の下に楠窓...
高浜虚子 「五百五十句」
...四頭の駅馬と二人の馭者とによって嚮導された...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...善く働く作を自分の婿に択(えら)ぼうとしているらしい意嚮(いこう)を洩(もら)されたときに...
徳田秋声 「あらくれ」
...」笹村は時々そういう方へ気が嚮(む)いて行った...
徳田秋声 「黴」
...好運が急角度で自分の方に嚮(む)きかえり...
徳田秋声 「縮図」
...それから双方の方嚮に...
徳田秋聲 「和解」
...崇拝してる嚮導(きょうどう)者であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...探理一路より同一の傾嚮を取ること...
内藤湖南 「學變臆説」
...影嚮石(ようごうせき)なる巨岩がそびえ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...世界の物理学界を嚮導して来たといわれる...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...女房のお靜の意嚮(いかう)を考へて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...晴れの嚮導(きょうどう)役となって...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...人心の帰嚮(きこう)を繰(あやつ)って行かなくてはならないし...
森鴎外 「かのように」
...嚮導(きょうどう)をしたという山中の異人は...
柳田国男 「山の人生」
...御意嚮(いこう)は如何(いかが)でしょうか...
夢野久作 「焦点を合せる」
...嚮後(こうご)末代武芸にかけては...
吉川英治 「剣難女難」
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