...」田口一等卒は口を噤(つぐ)んだ...
芥川龍之介 「将軍」
...しばらくは二人とも唖(おし)のように口を噤(つぐ)んだまま...
芥川龍之介 「妖婆」
...其儘口を噤(つぐ)んで了つた...
石川啄木 「鳥影」
...しつかり口を噤(つぐ)んだが...
薄田泣菫 「茶話」
...」言ひかけて口を噤んだ...
太宰治 「道化の華」
...――」口を噤んだ...
太宰治 「道化の華」
...」中途で、彼自身、話の空疎なばかばかしさに気づいて、口を噤んだ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...口を噤んでしまいました...
豊島与志雄 「崖下の池」
...」云いかけて彼は口を噤んでしまいました...
豊島与志雄 「香奠」
...口を噤んでしまったのである...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...……」昌作は口を噤んだ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...私が口を噤むと、彼女も黙っている...
豊島与志雄 「白木蓮」
...」彼は急に口を噤んだ...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼は口を噤んで、娘の子のような眼付で私の方に窺いよってくるのだった...
豊島与志雄 「待つ者」
...むつつりと口を噤んだまま...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...突然口を噤んで上体を真直ぐにしたまま一方をじつと見つめ...
北條民雄 「道化芝居」
...押し返して訊いても執念(しふね)く口を噤んで...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...口を噤んでしまって...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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