...第三に吝嗇の譏さへ招いだ彼の節倹のおかげだつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...自分にも劣らない程の吝嗇家(しみつたれ)らしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...私はむしろ吝嗇になつた...
太宰治 「金錢の話」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ロドルフは吝嗇(りんしょく)にもかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...金持ちでかつ吝嗇(りんしょく)であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すぐに手紙をださないといけないね」無義道に吝嗇な父親と...
中村地平 「悪夢」
...多の市の非道と吝嗇(りんしよく)は年と共に募(つの)るばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたならその男になにを用いろとおっしゃいますか?』とその吝嗇家がきいたんですね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...わたしは吝嗇漢(シワンボウ)と目されて評判が悪かつた...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...平生人には吝嗇(りんしょく)と言われるほどの...
森鴎外 「高瀬舟」
...(b)野心・吝嗇(りんしょく)・残酷・復讐は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほとんど吝嗇の病にかかった男のように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...馬淵の家のお宝へ執着する心からだんだん爺さんに倣って嗇くなり...
矢田津世子 「神楽坂」
...彼は吝嗇(りんしょく)に銭を溜め...
山本周五郎 「追いついた夢」
...吝嗇(りんしょく)というものじゃ...
吉川英治 「松のや露八」
...吝嗇家は消費しないことによって租税を避け得よう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...この上なしの吝嗇だからただ溜る一方であること...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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