...その後も作戦計画につき事毎に意見の一致を見なかったと伝えられる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...事毎に出版界のレコードを破った...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...事毎(ことごと)に憤慨する...
辰野九紫 「青バスの女」
...陛下の銃と事毎に強調される小銃さえなくしていた...
田中英光 「さようなら」
...事毎に言われたものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...其の子供っぽい気取のため事毎に人々の嘲笑を買い...
中島敦 「光と風と夢」
...事毎に新三郎を驚かしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事毎に平次は見せつけられます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事毎に錢形平次と爭つた練達無比の男でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事毎に平次と手柄爭ひをする...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...真弓殿を苦しめてはいけない」事毎(ことごと)にそう言って乳母をたしなめるのでした...
野村胡堂 「百唇の譜」
...当選して、二期を勤めたが、やはり、事毎に、自分の無学を思い知らされて、情ない思いをした...
火野葦平 「花と龍」
...何と吾等の周囲にも、夫々、事毎に、多くのタンタレスが充満してゐることよ...
牧野信一 「タンタレスの春」
...何故なら此は事毎に凡そ父の反趣味であるべき筈のスタイルスチクな響きで「名誉」「社会的な――」「人望が集る」「名を遺す――」「子々孫々までの繁栄」などといふ言葉が...
牧野信一 「円卓子での話」
...直ちに家へ還った事毎々だったと...
南方熊楠 「十二支考」
...偶然藤村氏の息子として生れ事毎に父との連関で観られなければならない一青年蓊助の語りつくされない錯綜した激しい感情をよみとった...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...(かよの問題もあるが)事毎につなは万三郎をやりこめるようになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...両親は聞く事毎に驚く事ばかりでした...
夢野久作 「白髪小僧」
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