...義雄は自分自身の現在の立ち場をよく嗅ぎつけることが出來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それを嗅ぎつけると...
薄田泣菫 「独楽園」
...我々の目指している港のことを――というのは宝のことだが――嗅ぎつけるや否や...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...息子さんは探偵を使つて私たちのところにあなたがゐることを嗅ぎつけることができるかも知れぬ...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...同時に圧迫しようとかゝるものを嗅ぎつける点でも敏感であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...理性といふよりはむしろ動物的なこの嗅ぎつける力のお蔭で...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...この男自慢の鋭敏な鼻を以てしても嗅ぎつけることができず...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうして嗅ぎつけるのか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私の匂を嗅ぎつけると...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...鷲はよく臭を嗅ぎつける鳥ですから...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...いろんな集まりや舞踏会のあることを嗅ぎつけると瞬く暇に彼はもう其処(そこ)へ駈けつけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なんでも嗅ぎつける悪魔だからな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...果実を嗅ぎつけるのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...それを嗅ぎつける...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...悪いにおいは誰よりも遠くから嗅ぎつける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...」彼は頭をかかへてそのときの草の匂ひを嗅ぎつけるやうに雜草の中へ倒れ込んだ...
横光利一 「草の中」
...これ以上の知性の網は論理を崩す以外に方法はあるまいと嗅ぎつけるようになって来てからは...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...彼女はセルゲイの居場所を嗅ぎつけると...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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