...唐突(いきなり)抱上げて喫驚(びつくり)さしたりして...
石川啄木 「刑余の叔父」
...自分は飛び上る程喫驚(きつきやう)した...
石川啄木 「葬列」
...二人共喫驚したように眼を見開いて彼等を見守った...
豊島与志雄 「恩人」
...喫驚して顔を挙げると...
豊島与志雄 「好意」
...なに……死んだ!」声の調子だけは喫驚しているが...
豊島与志雄 「在学理由」
...その喫驚した自分の心を立直すために...
豊島与志雄 「電車停留場」
...」孝太郎は突然喫驚したような気持ちを覚えた...
豊島与志雄 「囚われ」
...そして何かに喫驚して...
豊島与志雄 「囚われ」
...彼は自分で喫驚した...
豊島与志雄 「反抗」
...「まあ喫驚したわ...
豊島与志雄 「反抗」
...余り近くに居たので私は喫驚した...
豊島与志雄 「微笑」
...」彼の喫驚した言葉に...
豊島与志雄 「古井戸」
...然し水を汲んできて更に彼女が喫驚したことには...
豊島与志雄 「変な男」
...私の方が喫驚しましたよ...
豊島与志雄 「林檎」
...自分で喫驚(びっくり)する程立派な音楽を奏しました...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...また喫驚(びっくり)...
水野葉舟 「テレパシー」
...阿部家のこれに対する処置には榛軒自己をして喫驚(きっきょう)せしむるものがあった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...知らぬ人は名を聞いて喫驚(びっくり)...
山本笑月 「明治世相百話」
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