...俗人原(そくじんばら)がわけも分らず喜ぶ無意義の形式を以つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...深く私は喜ぶのであります...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...妙義の奇拔を喜ぶの趣味より推して...
大町桂月 「赤城山」
...お祖父様がどんなにか喜ぶことでしょう...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼女が無事に助かったことを喜ぶ真情があるならば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...国語の質的発展の上から見て必ずや喜ぶべき現象が生まれるに違ひないと思ふ...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...そういう卑しい人々と交わって喜ぶほど身を落すのはよくないと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...美喜も喜ぶでしょう...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...神は天使と悪魔とをつなぎ合わして喜ぶのであろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我々が喜ぶべき時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...又決して喜ぶには当らない...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...俗界の喜ぶ勝鬨(かちどき)を挙げんとする者が多くなり...
新渡戸稲造 「自警録」
...けがもしないで助かったのを喜ぶがいいじゃないかと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...また彼等は他人のいはゆる成功や英雄的行為によつて徒らに感激させられることを喜ぶのではない...
三木清 「日記と自叙伝」
...あのお調子ものは飛上つて喜ぶだらう...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...ハンモックで喜ぶように...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...おくさんがさぞ喜ぶだろうと思って...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...とにかく現代人の要求を充たすに足りる新生面の開拓の努力は喜ぶべきことである...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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