...まだ子供のやうに喃々(なん/\)としやべり乍(なが)ら...
芥川龍之介 「芸術その他」
...それから目ばかり大いなる美人の荘子と喋々喃々(ちょうちょうなんなん)するはこの哲学者の細君なるべし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...『莫迦だ喃!』と昌作は呟く樣に言つて...
石川啄木 「鳥影」
...実際仕様が無いから喃(なあ)...
石川啄木 「漂泊」
...仕樣が無いから喃(なあ)...
石川啄木 「漂泊」
...耳に口あてて「喃(のう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...「喃々(のうのう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...若い男女は乃公の背後で喃々私語(なんなんしご)しているではないか...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...喃々(なんなん)私語して歩いているところを見ては殊勝であることを...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...喃々(のう/\)と門(かど)を叩きて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「綺麗(きれい)だ喃(なあ)」「綺麗だ喃」皆嬉々(きき)としてしたり貌(がお)にほめそやす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喃(のう)、千本殿」「左樣」千本金之丞あわてたやうに合槌(あひづち)を打つのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...喃々戯語(なんなんけご)を交(かわ)して春光の下を歩いた記憶は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...事の必要なる理由を論じて喋々喃々(ちょうちょうなんなん)数千言...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...次から次へ四方山の話題を求めながら喃々と語り合ふのです...
牧野信一 「舞踏会余話」
...喃(ぢなん)かまびすしきに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...T「名前に惚れず人間に惚れる事で御座る喃」と言い捨てて去る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...阿会喃(あかいなん)を第三に備えて...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??