...僕にはアノ男と君の外に友人といふものは一人も無いんだから喃(なあ)...
石川啄木 「雲は天才である」
...結句氣樂な女(をなご)せえ喃...
石川啄木 「赤痢」
...「夏は好いですが喃」と軍人は此時初めて自分に声を掛けた...
石川啄木 「雪中行」
...仕様がない喃(なあ)...
石川啄木 「漂泊」
...岡安も春江のことなどを忘れてしまったかのように鈴江と喃々喋々(なんなんちょうちょう)の態度をとった...
海野十三 「電気看板の神経」
...若き男女の喃々と語らふ如く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「好(い)い喃(なあ)」二人はかわる/″\景(けい)を讃(ほ)めた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喟然(きぜん)として「仁水(じんすい)だ喃(なあ)」と嘆じた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喃々(なんなん)と...
直木三十五 「南国太平記」
...喃々と語り明かしました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...先代に優るとも劣らぬ智恵者で喃(のう)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...喃(のう)お米」「一月ほど前でございます」お米は響(ひびき)の音に応ずるようでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...事の必要なる理由を論じて喋々喃々(ちょうちょうなんなん)数千言...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...T「左膳は女に縁が無い喃(のう)」と言われて左膳少々ムッとした...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...T「身共は切腹モンじゃ」其処で喃七兵衛...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...阿会喃(あかいなん)には...
吉川英治 「三国志」
...喃(のう)?」勝家は...
吉川英治 「新書太閤記」
...花鳥風月を友として喃(のう)……...
吉川英治 「松のや露八」
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