...』『然うですか喃(なあ)...
石川啄木 「病院の窓」
...「お定ツ子は穩(おとな)しくて可(え)え喃(なう)...
石川啄木 「天鵞絨」
...腕車(くるま)の上で汗が出たから喃...
石川啄木 「天鵞絨」
...腕車(くるま)の上で汗が出たから喃(なあ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...『汚ねえ乞食(ほいど)だでア喃...
石川啄木 「二筋の血」
...耳に口あてて「喃(のう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...横笛、今はとて、涙に曇(くも)る聲(こゑ)張上(はりあ)げて、『喃(のう)、瀧口殿、葉末(はずゑ)の露とも消えずして今まで立ちつくせるも、妾(わらは)が赤心(まごゝろ)打明けて、許すとの御身が一言(ひとこと)聞かんが爲め、夢と見給ふ昔ならば、情(つれ)なかりし横笛とは思ひ給はざるべきに、など斯くは慈悲なくあしらひ給ふぞ、今宵ならでは世を換へても相見んことのありとも覺えぬに、喃(のう)、瀧口殿』...
高山樗牛 「瀧口入道」
...皆(みんな)ひどい目に会(あ)った喃(なあ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喃々(なんなん)と...
直木三十五 「南国太平記」
...何やら喃々(ひそひそ)と語る声や...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...「近所の子がよく御門内へ入るから喃」松山常五郎はそれを見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰かおもうて吃驚したが喃(のう)」尾道でも同じようなことを言われたと云って...
林芙美子 「田舎がえり」
...ゆっくりしとってつかさい喃」若い主婦は何からしていいかと云う風に...
林芙美子 「田舎がえり」
...お婆さんは「暑いです喃」と返事をした...
林芙美子 「絵本」
...喃(ぢなん)かまびすしきに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美人じゃ喃と言った顔で見惚れた...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...太え奴は董荼奴(とうとぬ)と阿会喃(あかいなん)のふたりだ...
吉川英治 「三国志」
...「……が喃(のう)...
吉川英治 「私本太平記」
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