...喋々喃々と、お喋舌りばかりしている...
石川欣一 「山を思う」
...』『驚いた喃(なあ)...
石川啄木 「鳥影」
...受附の廣田が「貴方新しい足袋だ喃...
石川啄木 「病院の窓」
...実際仕様が無いから喃(なあ)...
石川啄木 「漂泊」
...大變な事になるから喃(なあ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...お定ツ子ア遙(ぐつ)と美(え)え女子(をなご)になつた喃(なあ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...喃(のう)瀧口殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...喃(のう)、瀧口殿、最早(もは)や世に浮ぶ瀬もなき此身、今更惜(を)しむべき譽もなければ、誰れに恥づべき名もあらず、重景が一期(ご)の懺悔(ざんげ)聞き給へ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...喃々(なんなん)と...
直木三十五 「南国太平記」
...飛んだ恥を掻かせた喃(のう)」「いえ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...喃々戯語(なんなんけご)を交(かわ)して春光の下を歩いた記憶は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...誰かおもうて吃驚したが喃(のう)」尾道でも同じようなことを言われたと云って...
林芙美子 「田舎がえり」
...お婆さんは「暑いです喃」と返事をした...
林芙美子 「絵本」
...事の必要なる理由を論じて喋々喃々(ちょうちょうなんなん)数千言...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...喃(ぢなん)かまびすしきに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美人じゃ喃と言った顔で見惚れた...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...「何と面白い事じゃ喃」と言って居る時...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...えくぼの中へ身を投げばやと思えどもせんなや喃(のう)鎧(よろい)の捨てどころなき「――あっ...
吉川英治 「新書太閤記」
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