...お雪坊は賢い事を言ふだ喃(のう)...
石川啄木 「散文詩」
...「夏は好いですが喃」と軍人は此時初めて自分に声を掛けた...
石川啄木 「雪中行」
...大変な事になるから喃(なあ)...
石川啄木 「天鵞絨」
...耳に口あてて「喃(のう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...「喃々(のうのう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...岡安も春江のことなどを忘れてしまったかのように鈴江と喃々喋々(なんなんちょうちょう)の態度をとった...
海野十三 「電気看板の神経」
...女(むすめ)の齡(とし)も喃(なう)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...まことの事も僞も喃々しつつ他を咎む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「好(い)い喃(なあ)」二人はかわる/″\景(けい)を讃(ほ)めた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...飛んだ恥を掻かせた喃(のう)」「いえ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誰かおもうて吃驚したが喃(のう)」尾道でも同じようなことを言われたと云って...
林芙美子 「田舎がえり」
...美人じゃ喃と言った顔で見惚れた...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...その事では厶らぬわ、喃、貴公達、T「御存じで厶ろう此村大吉?以前錦糸堀に居た?」他の若侍「ハアハア、あの大吉、どうか致したか」...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...「何と面白い事じゃ喃」と言って居る時...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...阿会喃(あかいなん)には...
吉川英治 「三国志」
...董荼奴と阿会喃へ呼びだしをかけていたのである...
吉川英治 「三国志」
...喋々喃々(ちょうちょうなんなん)と...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「――喃(のう)...
吉川英治 「源頼朝」
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