...神經衰弱に罹つてから既う三年許りになるから喃(なあ)...
石川啄木 「札幌」
...『イヤー立花さんでアごあせんか? これや怎(ど)うもお久振でごあんした喃(なあ)...
石川啄木 「葬列」
...』『然うですか喃(なあ)...
石川啄木 「病院の窓」
...』『全く惜しい人です喃(なあ)...
石川啄木 「病院の窓」
...「お定ツ子は穩(おとな)しくて可(え)え喃(なう)...
石川啄木 「天鵞絨」
...『汚ねえ乞食(ほいど)だでア喃(なあ)...
石川啄木 「二筋の血」
...「喃々(のうのう)...
巌谷小波 「こがね丸」
...喃々(なんなん)私語して歩いているところを見ては殊勝であることを...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...門出の我に喃々と幾多の事を説き勸め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...銀紙ぢやから喃(なう)向きによつては青光りすることもあるぢや...
中原中也 「星とピエロ」
...よい名じゃ喃(のう)」お局(つぼね)は少し茶かし気味です...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...誰かおもうて吃驚したが喃(のう)」尾道でも同じようなことを言われたと云って...
林芙美子 「田舎がえり」
...初めは何かい喃と...
林芙美子 「絵本」
...虫がついている喃」その侍がハッ仰せの通り...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...もしここを遮断すれば阿会喃...
吉川英治 「三国志」
...みな董荼奴や阿会喃のようになって行ったらどうするか」「俺ひとりでも戦ってみせる」「ははは...
吉川英治 「三国志」
...「……が喃(のう)...
吉川英治 「私本太平記」
...花鳥風月を友として喃(のう)……...
吉川英治 「松のや露八」
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