...鳥啼(な)きぬ、二度...
石川啄木 「詩」
...烏啼天駆の義弟の碇(いかり)健二の鞄だった...
海野十三 「暗号の役割」
...その間ずっとかの憎むべき烏啼天狗と一緒だったといいますよ...
海野十三 「奇賊は支払う」
...今夜はいやに顔色が良くないが……」と烏啼が訊いたが...
海野十三 「奇賊悲願」
...怪賊烏啼めを刑務所の鉄格子の中に第二封鎖せんことを期しているのだった...
海野十三 「心臓盗難」
...烏啼の所在は判明せず...
海野十三 「心臓盗難」
...失恋の傷手(いたで)に悶々(もんもん)たる烏啼の奴は...
海野十三 「心臓盗難」
...何処かで「ニヤア」と啼いてゐるやうに思へるので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...暮れる百舌鳥は啼きやめない暮れてから(あまり暗いので...
種田山頭火 「其中日記」
...小鳥が啼き交わし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
......
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...それからペテロが鶏の啼くまえに三たびクリストを否(いな)んだ物語をその二人の女に向って話しはじめる...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...または短夜や八声の鳥は八ツに啼く茯苓(ぶくりゃう)は伏しかくれ松露(しょうろ)は露(あらは)れぬ思古人移竹去来去り移竹移りぬ幾秋ぞのごとく文字を重ねかけたるもあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...その擬人法を用ゐたる者は手をついて歌申し上ぐる蛙かな 宗鑑いやめなる子供産み置けほとゝぎす 同花の香を偸(ぬす)みて走る嵐かな 同青柳の眉かく岸の額かな 守武鶯の捨子なら啼けほとゝぎす 同名のりてやそも/\こよひ秋の月 同撫子(なでしこ)や夏野のはらの落し種 同の類(たぐい)なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...うぐいすならば春にはっきり啼く...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...初めから吠えかかった犬はそれなりも声も休めずに騒がしく啼(な)く...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二番鷄の啼く頃であつた...
森鴎外 「最後の一句」
...凶事と啼きおる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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