...この街には唐風の門があって、開府の名残を留めている...
...「唐風絵を描いた陶器が欲しい...
...大唐風雲 - 現代においては、唐代の華麗な文化と繁栄を表すフレーズとして用いられる...
...さう云ふ譯で日本には奈良の時代から初唐風の書が傳はつて居りました...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...唐風の中に、どこかわが国ぶりの風味がある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その間に唐風(からふう)の堂寺台閣(どうじだいかく)がチラホラと隠見(いんけん)する...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「……」その唐風の暖簾(のれん)のようなものの一番端に...
正岡容 「小説 圓朝」
...僧都が自身で琴(きん)(七絃(げん)の唐風の楽器)を運んで来て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前から造らせてあった唐風の船へ急に装飾などをさせて池へ浮かべることにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...唐風の眼鏡橋も……まるで覗絵を見るように見えて来る...
山本周五郎 「お美津簪」
...細い弓身の全面にわたって唐風俗の舞踊者...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...唐風(からふう)の朱椅子(あかいす)をかつぎだして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いにしえ、道真公(みちざねこう)が、和魂漢才(わこんかんさい)と唱(とな)えて、時人の弊風(へいふう)と、遣唐使(けんとうし)の制を戒(いまし)めたことがあるが、唐風の移入も、西欧の舶載(はくさい)も、春なれば春風の訪れ、秋なれば秋風の湿(しめ)り、この国の梅や桜の色は変らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その髭を唐風(からふう)でなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これは唐風(からふう)な彼国(かのくに)の表情表現法で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...唐風(からふう)の飾り傘をささせて...
吉川英治 「随筆 新平家」
...必ずしも唐風の忠実な保存を意味してはいないのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...唐風流行の天平時代に...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...唐風を模した日本人の仏像・寺塔もまた日本人の芸術であって『万葉集』の歌以上の価値を持っているということは言えないだろうか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...あの風俗が唐風であるに見ても...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...それがかく唐風の衣裳をつけているのは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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