...哮々(こうこう)と狐の声さへ聞えければ...
巌谷小波 「こがね丸」
...一声※(おう)と哮(たけ)りつつ...
巌谷小波 「こがね丸」
...岩壁に逆巻く磯浪の咆哮に反響して...
大阪圭吉 「死の快走船」
...溪深く、山幽に、雄飛瀑を始めとし、咆哮、霹靂、雷霆、素練、萬五郎等の諸瀑あり...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...咆哮(ほうこう)する声が四辺の空気を顫(ふる)わした...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...終日凄じい咆哮をつゞけてゐたといふことであつた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...出さねえだか」と重右衛門は烈しく咆哮(はうかう)した...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...石のライオンが立ち上がって哮吼(こうこう)するのでも...
寺田寅彦 「映画芸術」
...彼は多くの場合に於て極めて沈默なりと雖も、是れ唯だ眠れる獅子の沈默のみ、其勃然として一たび自席を起つや口を開けば惡罵百出、瞋目戟手と相應じて、猛氣殆ど當る可からず、曾て原敬氏を罵つて國賊と爲すや、叱咆哮、奮躍趺宕、恰も狂するものゝ如く、人をして全身の血管悉く破裂せざるかを疑はしめたりき當時某代議士は彼れが感情の滿潮に達するを觀て其或は氣絶せんことを恐れ、竊かに介抱の準備を爲したりと語りしほどなれば、其言動の激烈なりしこと以て想見す可し而も世間彼れの疎狂を咎めずして、反つて彼れに同情を寄與するもの多きは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ごう/\と哮(たけ)つて彼等に吹きあたる風の音は...
長與善郎 「青銅の基督」
...自己の劃したる檻内(かんない)に咆哮(ほうこう)して...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...焔の咆哮(ほうこう)に驚いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私も助かります」咆哮する悪獣の大群の顎から僅(わず)か一尺のところで助かって...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...マスケット銃の咆哮も...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...しかしそんなあらん限りの咆哮も無惨に掻き消されて...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...咆哮叱咤するかのやうな大声を張り挙げて...
牧野信一 「沼辺より」
...哮(ほ)える鉄と...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...言(い)い哮(たけ)ッた...
吉川英治 「私本太平記」
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