...また他の或る日本人は或る工事を請負って職工を捜すため浦塩哈爾賓間を数度往復したので三カ月の禁錮(きんこ)に処された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...哈爾賓(ハルビン)はやはり根気のいい植物のように...
谷譲次 「踊る地平線」
...人は「哈爾賓(ハルビン)らしさ」の核心に触れる...
谷譲次 「踊る地平線」
...今度は問題は一転して察哈爾(チャハル)省に向ったというのである...
戸坂潤 「社会時評」
...さあ僕も哈爾賓ぐらいまで行って見たいのだが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...実は哈爾賓(ハルピン)へ接続する急行は...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...哈利発(ハリハ)オマルの派遣したアムル・イブン・エル・アジという猛将が攻め込んで来て...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...箱根風朝寒しとはなけれども生薑の味す川より吹くは之も哈爾賓の雪と同じ時の作で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...※哈嗹島(カラフト)...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...※哈嗹島(カラフト)...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...北満の開拓移民哈達河(ハダホ)開拓団二千名の人々が...
宮本百合子 「講和問題について」
...何でも長城(ちょうじょう)から哈爾賓(ハルピン)を越えると爆薬(ハッパ)の値段が二倍になる...
夢野久作 「爆弾太平記」
...大原大将閣下の護衛で哈爾賓(ハルピン)に行った時に...
夢野久作 「冥土行進曲」
...斉斉哈爾の呉氏邸には予てから二つの柩が備へられてゐると云ふ事である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私が車掌に払ふ哈爾賓紙幣を出さうとする時...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...貧乏な旅行者の私達は卻つて文字通りに哈爾賓の街で札片(ふだびら)を撒いて歩いたのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...さうして斉斉哈爾で一週間前に逢つた呉夫人がどんなに慟哭せられることであらうと想つて心が傷んだ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...今無復当年盛観也)哈爾賓客中...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索