...「星野がいろ/\心配して呉れてゐるがまあ駄目だらう」と十風は咳き入る...
高濱虚子 「俳諧師」
...お金が無い? 馬鹿ッ」と泣きさうになつて「金が無い? 馬鹿が……」と何か更にいはうとしてコン/\と咳き入る...
高濱虚子 「俳諧師」
...絶え入るばかりに咳き入るといふが...
種田山頭火 「其中日記」
...火の着くように咳き入る姉の声が茶の間の方で聞こえた...
夏目漱石 「道草」
...後から後からと咳き入るのでした...
水野仙子 「道」
...ぢつと私が咳き入るのを眺めました...
水野仙子 「道」
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