...猶竜顔に咫尺して...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...罪業(ざいごう)の深い彼などは妄(みだ)りに咫尺(しせき)することを避けなければならぬ...
芥川龍之介 「尼提」
...今眼前咫尺(しせき)に...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...見る/\雲は重なり來りて、咫尺辨ぜず...
大町桂月 「春の筑波山」
...一つの大きな窓があってあたりが一面に咫尺(しせき)を弁ぜぬ真っ暗闇であるのに...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
......
武田祐吉 「古事記」
...「弊居咫尺(へいきょしせき)...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...その八咫烏は人の名であると解釈する...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...咫尺(しせき)の間(かん)に羊角(ようかく)して飛び下って行くのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...実隆は他の公卿に比して天顔に咫尺(しせき)する機会が多かった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...「神代巻」に猿田彦の鼻長さ七咫(し)...
南方熊楠 「十二支考」
...衢神(ちまたのかみ)猿田彦大神長さ七咫(あた)の高鼻をひこつかせて天(あま)の八達之衢(やちまた)に立ち...
南方熊楠 「十二支考」
...咫尺寓林崎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...古くは万葉仮字で水咫衝石などと書いたために...
柳田國男 「地名の研究」
...咫尺(しせき)も弁ぜずという濃霧である...
吉川英治 「上杉謙信」
...天顔に咫尺(しせき)し...
吉川英治 「上杉謙信」
...咫尺(しせき)もわかたぬほど濃霧がたちこめていたのである...
吉川英治 「三国志」
...咫尺(しせき)の外に敵軍をひかえながら...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索