...咎人(とがにん)め」村人は趙七爺が村へ来たのを見てみな大急ぎで飯を済まして...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...咎人め」見物人の中で...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...いつも「咎人」と彼を罵った...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...俗に行悩(ゆきなや)みの咎人(とがにん)ある時は...
関根黙庵 「枯尾花」
...咎人(とがにん)だよ...
太宰治 「火の鳥」
...「大抵の咎人は、逃げかくれするから、こちらも忍んで行かなくてはならんが、大作へは、まるで、戦支度の気持だのう」「念のために、刀を三本位差して行くか」「大作が手練者(てだれもの)の上に、飛道具があろうし、門人の加勢も見ねばならず――」「拙者は、そう心得て、胴を下着の下へつけて参った」一人が、自分の胸を、どんと叩いた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...公儀御用にて咎人を討取る者じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...夫殺しの咎人(とがにん)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...咎人(とがにん)の引廻しの馬舎(うまや)だったというのだ...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...いまおまえは咎人なのだから」十三の五栄二は吃驚(びっくり)したように岡安を見あげた...
山本周五郎 「さぶ」
...おまえは咎人だ、などという言葉を、まさか岡安の口から聞こうとは思わなかったからだ...
山本周五郎 「さぶ」
...まるで咎人(とがにん)が申開きをするようだなと...
山本周五郎 「さぶ」
...「そやつらなにを申しにまいったのだ」「水戸家お咎人が駆けこんだ筈...
山本周五郎 「新潮記」
...校川が先日どなりこんでまいったな」「水戸家の咎人を両名匿まったと申す...
山本周五郎 「新潮記」
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