...誰も咎(とが)めたものはない...
芥川龍之介 「三つの宝」
...「しかしどうも僕には我慢が出来ないのですよ」彼女は僕を咎(とが)めようともせず...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...われを咎むること勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...島原での咎(とが)は帰参が叶ったという勢いでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰に案内されて入って来たのだ――というその咎(とが)め立ても...
中里介山 「大菩薩峠」
...咎む可きに非らず...
西周 「尚白箚記」
...その揶揄を咎めて...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...スリム氏が咎(とが)めるように答えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私に寧ろ咎める眼附をしてみせた...
室生犀星 「帆の世界」
...どんなことを云ったからって咎(とが)めるの縛るのなんてえことはねえ...
山本周五郎 「おれの女房」
...隠れた意識でなにかしら良心が咎(とが)めるのだろうが...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...そのような立ち入った咎(とが)め立てするならば...
夢野久作 「名君忠之」
...なぜ無法な言ひ掛(がか)りなんかしたんだと兄の最初の発言を咎(とが)める兄弟とては一人(ひとり)も居なかつた...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...こう咎(とが)めた...
吉川英治 「大岡越前」
...董卓はそういって咎めた...
吉川英治 「三国志」
...咎めるのではない...
吉川英治 「私本太平記」
...お咎めではおわしまさぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...こりゃ咎(とが)める筋はなかろう」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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