...天照らす大御神は咎めずて告りたまはく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...何の咎もなく慶長十二年まで生存し...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
... 85われを咎めき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それを兄が聞き咎めたのが初まりで...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...私は男の方へ目を上げましたことを自ら咎めまする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほんの一瞬間の言葉咎(どが)めから争いが突発したものらしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...咎という咎はあらじ』と中臣(なかとみ)のお祓いにもござる...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしかこの家の門前でも咎められたよ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...咎(とが)められたのが好都合になって様々の好誼(こうぎ)をうけ...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...にが/\しき事なれども女の心だて惡るからねば檀家の者も左のみは咎めず...
樋口一葉 「たけくらべ」
...咎から逃げる道はありませんぞ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...私一人なにしない……」と咎(とが)める者も無いに...
二葉亭四迷 「浮雲」
...深く咎め給わざらむことを...
正岡容 「小説 圓朝」
...咎(とが)めなけれはならないのだけれど...
宮原晃一郎 「豆小僧の冒険」
...私は良心に咎められたろうか...
山本周五郎 「青べか物語」
...男は何か落度でも咎(とが)められることかと...
吉川英治 「上杉謙信」
...帰りはどこでも咎(とが)められなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...お咎(とが)めなく何事もゆるされた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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