...私は彼の気配りの呼息に感謝しています...
...彼女は深い呼吸をして呼息を落ち着かせた...
...よくみれば呼息(つくいき)の燃(もゆ)る也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...三度大きい呼息を呼吸して...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...けれども呼息(いき)をするたびに春の匂(におい)が脈(みゃく)の中に流れ込む快よさを忘れるほど自分は老いていなかった...
夏目漱石 「行人」
...自分が呼息(いき)を切らしてやむをえずに斃(たお)れるのです...
夏目漱石 「行人」
...兄さんはすぐ呼息(いき)の塞(つま)るような風に向って突進しました...
夏目漱石 「行人」
...呼息(いき)を急(せ)いて登りながらも心細かった...
夏目漱石 「坑夫」
...呼息を継(つ)ぎながら...
夏目漱石 「坑夫」
...急に瞑想(めいそう)から呼息(いき)を吹き返した人のように立ち上がった...
夏目漱石 「こころ」
...呼息逼(せま)り白刃(はくじん)閃(ひらめ)く此刹那(せつな)...
夏目漱石 「人生」
...非常に呼息(いき)が苦(くる)しくなつた...
夏目漱石 「それから」
...非常に呼息(いき)が苦しくなった...
夏目漱石 「それから」
...目前(まのあたり)この猛烈な咳嗽(せき)と消え入るような呼息遣(いきづかい)とを見ていると...
夏目漱石 「道草」
...その呼息は規則正しかった...
夏目漱石 「道草」
...呼息(いき)よりほかに現実世界と交通のないように思われる深い眠(ねむり)も朝見た通りであった...
夏目漱石 「門」
...小(ち)さい口の内(なか)へ強い呼息(いき)をしきりに吹き込んだが...
夏目漱石 「門」
...小(ち)さい口(くち)の内(なか)へ強(つよ)い呼息(いき)をしきりに吹(ふ)き込(こ)んだが...
夏目漱石 「門」
...まだ多少の呼息(いき)をしているらしく...
吉川英治 「親鸞」
...呼息(いき)も止まったように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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