...モウ市子々々と呼び立てなくなつた...
石川啄木 「菊池君」
...妙な声をして呼び立てる...
大杉栄 「獄中消息」
...仲間の者を手探りしたり呼び立てたりした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...往来へ出たりして呼び立てる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...(こそ泥なら?――侍を呼び立てて...
直木三十五 「南国太平記」
...わたしはこれから触れて歩く」金蔵はわざと大きな声で呼び立てます...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムクを呼び立てた自分が自分に引かされて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「いやどうもわざわざ御呼び立て申して」と比田が挨拶(あいさつ)した...
夏目漱石 「道草」
...「番頭さん」「番頭さん」二人ばかり小僧が脅(おび)えたように呼び立てながら店から出て来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お呼び立てしてすみませんでした」「イヤなに私に用事の無くなる方が...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...立ちどまつて声を限りに呼び立ててみたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...誰れかに呼び立てられたやうな氣がして目を開けたが...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...部下を呼び立てた...
吉川英治 「三国志」
...変に思って番兵が味方を呼び立てたときは...
吉川英治 「三国志」
...……もう、こときれかけています」悲痛な声で、従兄弟(いとこ)の光春が、呼び立てていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて駕屋を呼び立てると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...呼び立てられて、常磐が何気なくその庭ごしに窺(うかが)うと、中門の外あたりに、六波羅の武士どもが十人以上も、何やら喚(わめ)き立てていた...
吉川英治 「源頼朝」
...仲間(ちゅうげん)の六助とを呼び立てた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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