...彼女(あれ)の味方ばかりするマアチン(神父ハアトに向って)若いものが若い者の味方をするのは当前で彼女(あれ)は時々わたしの家内と喧嘩もやります今はあのとおり古い本に夢中になっていますがしかしあまりお叱り下さるな...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...「時」はいつも若い者に味方をする...
薄田泣菫 「茶話」
...自然は自由でもなく自然は知識の味方をするものでもないと言うんだ...
太宰治 「乞食学生」
...弟や妹たちまでがあの児の味方をする始末で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女は彼の「味方をする」と云う意味をそう云う風に受け取り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それだけで自由主義の味方をするに充分だと考え勝ちである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わしは賢い人の味方をするなあ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...奴らに対抗して彼ら民衆の味方をすることになるのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...味方をするといって欺きもした――欺いたが...
直木三十五 「南国太平記」
...そのお母さんに味方をするという一類の人たちではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんの少しでも君の味方をする気にはまったくなれないよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...しきりに彼女の帰宅を待ちわびている)こういう場合警察が彼女の味方をするべきいわれはない...
久生十蘭 「金狼」
...もうすこし言ってあげましょうか……香世子の味方をするわけじゃないけど...
久生十蘭 「雲の小径」
...奴等の味方をするつてえのか? 謀叛人になつたちふのか? どうしたちふんだ?……さあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あなたも私の味方をする気になって...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一生きみの味方をする!」「それや...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...貴様自由党に味方をするかっ! こら...
三好十郎 「斬られの仙太」
...大原君の父親が独(ひと)り大原君の味方をするけれども多勢に無勢で到底大原君を救う事が出来ない...
村井弦斎 「食道楽」
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